宮沢 賢治

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北守将軍と三人兄弟の医者

初級翻訳・北守将軍と三人兄弟の医者 第4話

そこへバーユー将軍は馬から降りて、ゆっくりとポー先生の前へ行きました。さっきの弟子が先回りしてすっかり話をしていたらしく、ポー先生は薬の箱と大きな赤い団扇を持って、とても丁寧に待っていました。ソン将軍は手を挙げて「これじゃ」と自分の顔を指差...
北守将軍と三人兄弟の医者

初級翻訳・北守将軍と三人兄弟の医者 第3話

それでは治してあげましょう」リンパー先生は両手を振って、弟子に支度を言いつけました。弟子は大きな銅鉢に何かの薬をいっぱい盛って、布巾を添えて持ってきました。ソン将軍は両手を出して、鉢をきちんと受け取りました。リンパー先生は片袖をまくり上げる...
北守将軍と三人兄弟の医者

初級翻訳・北守将軍と三人兄弟の医者 第2話

わざと馬から降りないで、両手を振ってみんなに何か命令しているのだと勘違いした。「謀叛(むほん)だな。よし、引き上げろ!」そう大臣はみんなに言った。そこで大臣一行は、くるっと馬を立て直し、黄色い砂煙を上げながら、一目散に戻っていく。ソン将軍は...
北守将軍と三人兄弟の医者

初級翻訳・北守将軍と三人兄弟の医者 第1話

一、三人兄弟の医者 むかしラユーという首都に、三人兄弟の医者が住んでいました。いちばん上のリンパーは、人間の病気を治すお医者さん。真ん中のリンプーは、馬や羊など、動物のお医者さん。いちばん下のリンポーは、草や木を専門に治すお医者さんでした。...
ポラーノの広場

初級翻訳・ポラーノの広場 第18話

「さあ、もう一回きれいな水ですすぐんだぜ!」ファゼーロが言って、再びみんなのコップに水をついでいきました。みんなはさっきの水を草に捨てて、また新しく水を注ぎました。「もう一回洗うんだぜ。前の酒の匂いがまだ残っているからな」ファゼーロがまたみ...
ポラーノの広場

初級翻訳・ポラーノの広場 第17話

でも、ぼくらには一日に三時間の勉強時間すらないんだ。それもたいていは疲れて眠くなってしまう。先生といったら講義録だけ。わからないところができて質問しても、なかなか返事は来ない。けれども、ぼくたちは一生懸命に勉強していかなければならないんだ。...
ポラーノの広場

初級翻訳・ポラーノの広場 第16話

この前ポラーノの広場でデストゥパーゴに介添をしろと云われて遁げた男のようでした。「ええ、ありがとう。ファゼーロも帰って来てすっかりもとの通りですね。」「山猫博士が居ませんや。」「山猫博士? デストゥパーゴ? デストゥパーゴにわたしはセンダー...
ポラーノの広場

初級翻訳・ポラーノの広場 第15話

あなたも、どうかここからお立ち退きください。ぼくも戻ったら、この事情を警察に話さないわけにはいきませんからね」デストゥパーゴはすっかりしょんぼりして言いました。「いまわたくしは、本当に一銭の収入もないのです。どうかその事情をわかってやってく...
ポラーノの広場

初級翻訳・ポラーノの広場 第14話

「あの人は誰なんですか?」私は火にあたっていたアーティストに尋ねました。「撃剣の先生だよ」すると、その撃剣の先生がズカズカと歩いてやって来ました。「家の中の明かりを消せーい! 電燈を消したって、ほかの明かりを点けちゃなんの意味もない! 早く...
ポラーノの広場

初級翻訳・ポラーノの広場 第13話

デストゥパーゴは私のことなど気にも留めず、まだ怖そうに顔をゆがめていました。「どこを刺されたのですか?」さっきの親方アーティストが、麻のモーニングを着て、大きなフラスコを手ルペインのように持って、みんなをかき分けて立っていました。そのうちに...
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