小川 未明

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小川 未明

初級翻訳・日月ボール 第1話

孝ちゃんの家の近くに住んでいる、自動車屋の主人はとても変わった人でした。車はボロいものをたった一台しか持っていません。それを自分ひとりで毎日運転して、町の中を走っているのでした。この車も、もとはとても立派なものでした。主人の清(きよし)さん...
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初級翻訳・時計のない村 第2話

神さまのようにその時計の時間を信じきっていた乙のグループは、その日からまるで目の前が真っ暗になったかのように、今が何時なのかまったく分からなくなってしまいました。そうかといって、今まで散々争っていた甲のグループのところへ行って、「今何時です...
小川 未明

初級翻訳・時計のない村 第1話

街からずっと遠くはなれた、ある田舎の村でのお話です。その村には、あまりお金持ちの人がいませんでした。なんと、村全体をさがしても、時計がたったの二つしかなかったのです。長いあいだ、この村の人たちは、時計がなくても困らずにくらしてきました。空の...
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初級翻訳・時計とよっちゃん 第2話

「まわったよ、お母ちゃん、針はまわったよ。」と、よっちゃんはしきりに言いました。七「どれ、長い針がどこまでいったか、見てみましょうね。」とお母さんは、よっちゃんがしきりに言うので、家にあがって茶だんすのところへやってきました。そして、時計を...
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初級翻訳・時計とよっちゃん 第1話

一 よっちゃんは、4歳になったばかりですが、とても賢くて、かわいらしい男の子でした。よっちゃんは、毎日、お昼寝をしていました。そして、たくさん眠って、目をパッチリと開けたときは、とてもご機嫌なのでした。「チョット、チョット。」と、よっちゃん...
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初級翻訳・日がさとちょう 第2話

そのあとを、ほかの女の子たちもワーッと追いかけていきました。せっかくのきれいな日傘は、途中の木の枝や、奪い合いでぶつかった切り株などに引っかかって、ビリッと破れてしまいました。村の女の子たちは、「はじめてお借りしたのに、なんて大変なことをし...
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初級翻訳・日がさとちょう 第1話

ある山の中の村に、かわいそうな運命をもった二人の女の子がいました。一人の女の子は、生まれたときから耳が不自由でした。もう一人の女の子は、小さかったころにケガをして、足が不自由になっていたのです。この二人の女の子は、ほんとうに仲の良い大親友で...
小川 未明

初級翻訳・新童話論 第2話

こういう作家たちこそが、「芸術」の本当の力を知っている人たちです。そして、「童話こそは、詩のような美しさを持った、素晴らしい芸術でなければならないんだ!」と心から信じている人たちなのです。学校でみんな同じことを教わるのには、良いところも悪い...
小川 未明

初級翻訳・新童話論 第1話

「お月様の中で、ウサギさんがお餅をついているんだよ」というお話がありますよね。昔の子供たちなら、それを聞いても「へえ、そうなんだ!」と自然に信じられたかもしれません。でも、今の小学校に通っているみんなに、月を指さして「あそこにウサギが住んで...
小川 未明

初級翻訳・政ちゃんと赤いりんご 第2話

二人ともが「ほしい、ほしい」と言うので、政ちゃんはどうしていいか分からず、困ってしまいました。「じゃあ、ジャンケンで決めなよ!」そう言うと、小野くんは政ちゃんの机の上に置いてあったりんごを、いきなりひょいと奪い取ってしまいました。「ずるいぞ...
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