橘 外男

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亡霊怪猫屋敷

初級翻訳・亡霊怪猫屋敷 第29話

たとえわしの母親であろうとかまわん、全員で柄物を振り回して、その場から一歩も逃がさず、滅多打ちにして打ち殺してしまえ! 分かったな? わしの母親だからといって遠慮してひるんだが最後、お前たちの命はないと思え! 遠慮は無用だ! お前が指示を出...
亡霊怪猫屋敷

初級翻訳・亡霊怪猫屋敷 第28話

その化け猫が、この前はお稲の姿に化けて自分に襲いかかり、それがうまくいかないと見るや、今度はあんな大怪我を負いながらもめげずに隠居所に忍び込み、自分の母親を食い殺してまんまと老母に化け、自分の油断をついていたとは――なんと恐ろしく執念深い化...
亡霊怪猫屋敷

初級翻訳・亡霊怪猫屋敷 第27話

『はて、お客さしたちはいったいどこから入ってきたのだろう?』と不思議に思い、そーっと襖を細目にあけて中をのぞいてみましたところ、真っ黒な装束をまとった恐ろしい男たちが、なんとふたりも……!」「なんだと? 黒装束の男だと?」「はい、真っ黒な装...
亡霊怪猫屋敷

初級翻訳・亡霊怪猫屋敷 第26話

「お前にとっては主人であり、わしにとっては大恩ある母上を、妖怪変化だの魔性のものだのとは、聞き捨てならん言葉だぞ! 里! 主人やその母親の悪口を勝手に言いふらせば、どんな罰が下るか、お前にも分かっているだろうな?」「だからこそ、だんなさま…...
亡霊怪猫屋敷

初級翻訳・亡霊怪猫屋敷 第25話

やがてその場所には、日を置かずして、さらに恐ろしい第四の事件が持ち上がってきたのです。ご隠居の変事それは、左近将監の老いた母親が住む隠居所での、不思議な出来事でした。だが、それをくわしくお話しするためには、まず左近将監のお母さまがどこに住ん...
亡霊怪猫屋敷

初級翻訳・亡霊怪猫屋敷 第24話

「仲八……権六……定吉……おーい、みんな来てくれ! 手伝ってくれい! おーい権六! 仲八! 定吉い!」またもや眉間に爪を立てられたとみえて、佐平治のひたいからも血がしたたり落ちてきます。「手ごわい女じゃねえか! しかたがねえ、みんなでかかっ...
亡霊怪猫屋敷

初級翻訳・亡霊怪猫屋敷 第23話

……ああ、おどれえた! おらはァたまげてしまいましただよ」 しかし、お八重さまとよばれた女はなにひと口もききません。ただ目ばかりすごい底光りをはなっているのです。と、いうことになりますと、おや! とみなさまはびっくりなさるかもしれません。お...
亡霊怪猫屋敷

初級翻訳・亡霊怪猫屋敷 第22話

この納戸の中へ自分より先回りして入っていただけでも驚きなのに、よく見ればお藤はいつの間にか、頭の手ぬぐいを取り、たすきも外し、着物の裾を下ろしてきちんと整え、そのうえ手に小さな風呂敷包みまで持っているではありませんか。 こうなってくると、も...
亡霊怪猫屋敷

初級翻訳・亡霊怪猫屋敷 第21話

「これほど言っても理不尽に、拙者に切りかかってくるというのなら、もう遠慮はせんぞ!」「斬るぞ! 本意ではないが、拙者も斬るぞ!」 そう叫ぶと同時です! 間合いに飛び込んできた女を、将監は目にも留まらないすさまじい勢いで斜め上にすくい上げまし...
亡霊怪猫屋敷

初級翻訳・亡霊怪猫屋敷 第20話

ドスンとぶつかった拍子に、曲者は馬の脇腹から下腹にかけて、ななめに鋭い爪を立てたようで、なんと馬は内臓がむき出しになり、血潮をあふれさせながら、苦しそうに最後の息をあえいでいたのです。馬の上の左近将監めがけて飛びあがり、斬りつけると同時に、...
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