妖怪博士

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初級翻訳・妖怪博士 第27話

わたしがどんなに感謝しているか、言葉にあらわせないほどですよ。もしきみが救ってくれなかったら、愛子はどんなおそろしいめにあっていたか知れません。人さらいというものは、今でもないとはいえないからね。さあ、奥へ通ってください。奥の部屋でゆっくり...
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初級翻訳・妖怪博士 第26話

この好敵手は、たがいにその心中の秘密を、手に取るように読みあっていたのです。使いの運転手は、その場から警視庁に連行され、げんじゅうな取りしらべをうけましたが、ただ道で出あったきたないじいさんから、千円の謝礼をもらって、何も知らず手紙をとどけ...
妖怪博士

初級翻訳・妖怪博士 第25話

その小林くんに変装をさせ、殿村探偵の後をつけさせて、うまく敵の裏をかくことができたというわけです」中村係長も刑事たちも、このハッとするような分かりやすい説明を聞いて、なるほどそうだったのかと、いまさらのように明智探偵のすばらしい推理に感心し...
妖怪博士

初級翻訳・妖怪博士 第24話

それを新聞記者たちにジャマをされてしまったものだから……」明智探偵は、刑事たちをせめることもせず、まるで自分の手落ちであったかのように、とてもくやしそうにするのでした。「いえ、ぼくこそ、なんとも申しわけない大失敗でした。すぐに町じゅうに非常...
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初級翻訳・妖怪博士 第23話

」そして、小屋のすりガラス戸を、ガラガラとひらき、うすぎたないじいさんが、ノロノロと外に出ました。見れば、古びた洋服に、ぞうりばきで、頭には、やぶれたソフト帽をまぶかにかぶり、長いひものついた拍子木(ひょうしぎ)を、首にさげてブラブラさせて...
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初級翻訳・妖怪博士 第22話

たとえ抵抗しようとしても、後ろ手にしばりあげられているうえ、四人のくっきょうな刑事がつきそっているのですから、どうすることもできはしません。明智探偵、中村係長、相川技師長、それから小林君はじめ四人の少年は、まだ書斎にいのこり、新聞記者にとり...
妖怪博士

初級翻訳・妖怪博士 第21話

そして、いきなり身をおどらせて、あいたままになっていた書だなのうしろの衣装部屋へかけこんだかと思うと、とつぜんパッと電灯が消えて、部屋の中は墨を流したような暗やみになってしまいました。むろん、殿村が衣装部屋にしかけてあるスイッチを切ったので...
妖怪博士

初級翻訳・妖怪博士 第20話

殿村でなくても、この不意うちには、ギョッとしないではいられません。部屋にいあわせた人々は、いったいなにごとがおこったのかと、あっけにとられて、天井を見つめました。名探偵の勝利見ていますと、その人の顔が、ヒョイと屋根裏のやみの中へ引っこみまし...
妖怪博士

初級翻訳・妖怪博士 第19話

――天井の顔――自分のせむしの変装を見破られた殿村は、何がおかしいのか、突然ゲラゲラと声を出して笑い出しました。「ワハハハ……! ぼくが蛭田博士だって? こいつはおもしろい……」「明智くん、きみは頭がおかしくなったんじゃないのかい?あの蛭田...
妖怪博士

初級翻訳・妖怪博士 第18話

「見せてもらおうじゃないの!」「それではまず聞くが、君は一体、この事件の犯人を捕まえてみせるという約束をどうするつもりだい? なるほど四人の少年と機密文書は取り戻したが、肝心の犯人を逃がしてしまったじゃないか。それなのに、約束を果たしたよう...
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