妖怪博士

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初級翻訳・妖怪博士 第17話

いくらなんでも、あれほどたいせつな書類が、紙くずどうぜんに、くずかごの中へほうりこんであろうなどと、だれが考えるじゃろう。しかも、クシャクシャにまるめてほうりこんであるのじゃ。さがすほうでは、かぎのかかったひきだしとか、秘密の戸だなとか、そ...
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初級翻訳・妖怪博士 第16話

その中には、さるぐつわをはめられ、からだじゅうをぐるぐる巻きにしばられた、パジャマ姿の少年がうずくまっていたのですが、像がこわれて支えるものがなくなったものですから、フラフラと台の上からころがり落ちて、床にたおれてしまいました。「泰二! お...
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初級翻訳・妖怪博士 第15話

まがりくねったつえをついて、背中をまるくして、エッチラ、オッチラおりていくようすは、この気味の悪い場面によく似あって、殿村自身が、人間ではなくて、どこかよその世界からやってきた、魔物のように感じられるのでした。中村係長は、万が一のときに備え...
妖怪博士

初級翻訳・妖怪博士 第14話

それとも、乞食少年は探偵に見つかってギョッとなり、逃げ出したでしょうか。いやいや、決してそんなことはありませんでした。実に不思議なことに、探偵も乞食少年も少しも驚いた様子を見せず、お互いに顔を見合わせると、ニコニコと笑い出したのです。それか...
妖怪博士

初級翻訳・妖怪博士 第13話

ぼくは、その半分の五日間で、犯人を見つけだすつもりでいるんだが……」それを聞くと、殿村はギョッとしたように明智の顔を見つめましたが、ただでさえみにくい顔をいっそう歪め、まるで野獣のように吠え声をあげました。「なんだって? きみは手がかりをま...
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初級翻訳・妖怪博士 第12話

まるで大きなこぶでもできているように背中がふくれあがり、上半身が二つに折れたようにまがって、顔だけが、蛇が首を持ち上げるように、ニューッと空を向いているのです。姿だけではありません。その人は、またじつにおそろしい顔をしていました。何年まえに...
妖怪博士

初級翻訳・妖怪博士 第11話

するとそのとき、どこからともなく、どん底に響くような気味の悪い笑い声が聞こえてきました。「フフフ……、びっくりしているね。かわいそうに。だが、これで終わりじゃないんだぜ。まだ続きがあるんだ。きみたち、そのたるの中にいったい何が入っていると思...
妖怪博士

初級翻訳・妖怪博士 第10話

それに、この運転手は、三人が少年探偵団員であることや、BDバッジがその記章であることを、いったいどうして知っていたのでしょう。よく考えてみれば、ふしんなことばかりです。ああ、もしや行く手には、何かおそろしい運命が待ちうけているのではないでし...
妖怪博士

初級翻訳・妖怪博士 第9話

少年探偵団というのは、名探偵・明智小五郎の少年助手である小林芳雄君を団長にいただき、冒険が大好きな十人の少年たちで組織されている団体です。団員の顔ぶれは、中学の一年生が三人、小学校の五年生が一人、残りの六人は小学校の六年生ばかりで、通ってい...
妖怪博士

初級翻訳・妖怪博士 第8話

それを見ているお母さまは、気が気ではありませんでした。今、泰二君が開けた書類箱の中には、会社の大切な秘密書類が入っているのです。いや、会社にとって大切であるばかりではありません。この秘密書類がもし外国のスパイなどの手に渡るようなことがあれば...
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