魔法人形

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江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法人形 第15話

そして、なにか事件がおこると、「ありの町」の事務所へ電話をかけて、少年探偵団の手伝いをさせることになっているのです。「じゃあ、それに決めましょう。もちろん、あたしも行くのよ。小林さんがいないときには、あたしが少年探偵団の指揮官なんだもの。あ...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法人形 第14話

」 ふとそんなことを考えると、宝物が金庫の中にあるかどうかを、たしかめてみなければ安心ができないような気持になってきたのです。それでおかあさんをよんで、ふたりきりで、そっと金庫から宝物をとりだしてみました。大きな四角い、皮の箱です。神山さん...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法人形 第13話

部屋に入ると、男はガラス戸棚の中の人形たちを見て、自分の持ってきたユリ子人形を長椅子にかけさせ、おかあさんから代金を受け取ると、何度も頭を下げて帰っていきました。サナエちゃんは、みんなが部屋を出ていってユリ子人形とさしむかいになると、三十分...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法人形 第12話

明智探偵は事件の四日あとに大阪から帰ってきて、小林君から詳しい話を聞きました。しかし、ルミちゃんが無事に帰ってきて、ともかく事件は一段落したのですから、怪老人がまた何か悪い企みをするまでは、手がかりをつかみようがないのです。ところが、それか...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法人形 第11話

手足をしばられて、このままでは焼け死んでしまうというところを、きみが火事の中から助けだしてくれたのですね。本当にすまないことをしました。どうかゆるしてください。すっかり本物のどろぼうだと思いこんでいたので、あのようにしてよろいびつに閉じこめ...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法人形 第10話

ああ、こののろわれた笑い声には、いったい、どういういみがあったのでしょうか。きみょうな問答 その夜ふけ、赤堀鉄州老人は、杉並警察署のしらべ室で、署長と、警視庁の中村警部と、二―三人の刑事たちにとりまかれていました。老人は、手足の縄をとかれ、...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法人形 第9話

そして、出せる限りの力をふりしぼって、頭と肩で箱のフタを押し上げようとしました。 しかし、頑丈なよろいびつは、びくともしません。 何度も何度もぶつかっているうちに釘がゆるんで、フタが少しだけ持ち上がったように思われましたが、小林くんはもう力...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法人形 第8話

女の子にしちゃあ、なかなか、しゅうねん深いぞ。だが、いくらあばれたって、この箱がびくともするものか。ワハハハ……。」じいさんは、ひっきりなしにウイスキーを飲みながら、気ちがいのように、とんきょうな声で笑いつづけるのです。箱の中の小林君は、だ...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法人形 第7話

「やっぱり、ほかの場所へかくしたんだな。それでなければ、入口にかぎもかけないでおくはずがない。」小林君はそう思って、ルミちゃんをさがすのはあきらめましたが、このまま立ちさる気はありません。怪老人がいつ帰ってくるか、わからないのですから、どこ...
江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法人形 第6話

なぜ、大人の助手を呼んだかといいますと、こういうことは、警察の刑事だと言って調べたほうがうまくいくのですが、それには、子どもの小林君ではだめだからです。大人の助手は、刑事らしい服装をして杉並区の木の宮運送店に行き、今日の昼過ぎに赤坂の甲野さ...
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