初級翻訳・ぼくら ふたり 第1話

ぼくら ふたり

ぼくがどこにいたって、プーもそこにいる。
いつだって、プーとぼくはいっしょ。
ぼくがなにをやっても、プーはすぐにまねしたがるんだ。
「今日はどこに行くの?」ってプーがきく。
「へえ、おもしろそうだね! ぐうぜんだなぁ。
いっしょに行こうよ!」って言うんだよ。
「いっしょに行こう」って、プーのやつ。

「2×11はいくつ?」ってプーにきいてみる。
(「2×なにだって?」って聞き返すプー)
「たぶん、22になるはずだよ」
「そうだと思ったよ!」ってプーが言う。
「かけ算って、そんなに簡単じゃないけれど、
やっぱりそうだと思ったんだ」って言うんだよ。
「そうだと思ったよ」って、プーのやつ。

「ドラゴンをさがしに行こう!」ってプーに言うと、
「よし、きた!」って答えるプー。
川をわたると、それらしいのがちゃんと見つかるんだ。
「うん、うん、ドラゴンはまさにあのことだね」ってプー。
「あのくちばしを見たら、すぐにピンときたよ。
そうだと思ったんだ」って言うんだよ。
「そうだと思ったよ」って、プーのやつ。

「あいつをびっくりさせよう!」ってプーに言うと、
「いいね!」って答えるプー。
「ぼくはこわくないぞ!」って言って、
プーの手をぶんぶん振りながら、大声でさけぶんだ。
「シューッ! このドラゴンめ!」
すると、ドラゴンは逃げていった。
「こわいもんか!」って言いだすプー。
「きみといっしょなら、ぜんぜんこわくないや!」

だから、ぼくがどこにいたって、プーもそこにいる。
いつだって、プーとぼくはいっしょ。
「どうしよう」ってプーに言ってみる。
「もしも、きみがいなくなっちゃったら……」って。
するとプーは、
「ひとりぼっちじゃつまらなくても、ふたりいっしょなら、
なんだって乗りこえられるよね!」って言うんだよ。
「そうだと思ったよ」って、プーのやつ。

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