私たちがやったこの大芝居に対して何か不愉快に思った方がいらっしゃるなら、どうかその攻撃の矢は祭司次長に向けてくださいね。
なにしろ私は、とっても気の弱い一人の信者なんですから!」
ヒルガードはおじぎをすると、まるでウサギが逃げるように素早くステージを下り、たった一つだけあいていた席にピタッと座ってしまいました。
「やられたな、すっかりやられた!」
陳さんはころげまわるようにして笑いました。
大笑いと歓声と拍手で、会場のテントが破れてしまいそうなほどの盛り上がりでした。
けれども私は、このあまりのあっけなさに、すっかりポカンとしてしまいました。
あまりにもポカンとしてしまったので、楽しかったビジテリアン大祭の夢のような幻想は、もうすっかりこわれてしまいました。
どうか、このあとの結末のところは、みなさんで映画(活動写真)の終わりによくある、ありふれたダンスシーンでも何でも使って、ご自由に完成させていただければと思います。
初級翻訳・ビジテリアン大祭 第15話
ビジテリアン大祭
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