初級翻訳・ルルとミミ 第5話

ルルとミミ

ミミちゃんが『花の鎖につかまってお兄さんに会いに行く』と言っていたから、みんなで加勢してあげたのよ」と、二、三人の女の子たちが言いました。

村の人々は皆、泣きました。
泣きながら、その花の鎖を引き上げようとしました。
お月様がだんだん西に傾いていきました。
それと同時に、湖の水が少しずつ澄んでいくように見えました。
けれども、花の鎖は引いても引いても、尽きることがないほど長く続いていました。

ようやくお月様が沈み、まぶしいお日様が東の方からキラキラと昇ってきました。
その時、湖の水はもう、元の通り水晶のように澄み切っていたのでした。そうして、やがて……。
しっかりと抱き合ったまま眠るようにしているルルとミミの姿が、その美しい水の底から、ゆっくりと浮かび上がってきました。
――かわいそうなルルとミミ……。

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