2026-07

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わるい王さま(伝説)

初級翻訳・わるい王さま(伝説) 第1話

昔々、心が荒れ果てた、とても悪い王さまがいました。この王さまは、「自分の力で世界中の国々を征服してやる。俺の名前を聞いただけで、あらゆる人間を震え上がらせてやりたいものだ」と、いつもそんなことばかり考えていました。王さまは、火と刀を手に、国...
わらと炭と豆

初級翻訳・わらと炭と豆 第1話

ある村に、とても貧しいおばあさんが住んでいました。ある日、おばあさんは豆を一皿集めて、煮て食べようと思いました。そこで、おばあさんはかまどに火をおこす準備を始めました。火が勢いよく燃えるように、わらをひとつかみ手に取って火をつけました。おば...
わがままな子ども

初級翻訳・わがままな子ども 第1話

むかしむかし、あるところに、とてもわがままな子どもがいました。その子は、お母さんが「こうしてちょうだい」と言うことを、何ひとつ聞こうとはしませんでした。そんな子どもに、とうとう神さまも愛想を尽かしてしまい、子どもは重い病気にかかってしまいま...
りんごの車

初級翻訳・りんごの車 第1話

りんごの車新美南吉りんごが三かごのっている車が、ころころ転がっていった。子供が押していた。(りんごが一かご あちらで売れた。)りんごが二かご木箱の車が、ころころ転がっていった。子供が押していた。(りんごが一かご こちらで売れた。)りんごが一...
よい家

初級翻訳・よい家 第1話

よい家新美南吉イワノーイツチが、窓をあけました。「おや、これはいい窓だ。本当にいい窓だ。ここで吸うトルコ煙草は、最高においしいぞ」イワノーイツチが、テラスをながめました。「おや、これはいいテラスだ。本当にいいテラスだ。朝の新聞を読むには、も...
やんちゃオートバイ

初級翻訳・やんちゃオートバイ 第3話

お父さんやお母さんが、何も怒らずに、これまで通りやさしく接してくれるのを見て、自分のしたことがどれほど悪かったのか、しみじみと分かってきました。モーティは、今ではすっかり元の、可愛くて素直な良いモーティに戻りました。そして、四人で一つの車庫...
やんちゃオートバイ

初級翻訳・やんちゃオートバイ 第2話

ピリイはあんまり泣いたので、放熱器の水がすっかりなくなってしまいました。 そのためひどく頭がほてって、怒りっぽくなってしまいました。 次の日ピリイに乗ってお出かけになった奥さまは、行く先々でピリイの頭へ、バケツに何杯も何杯も水をぶっかけなけ...
やんちゃオートバイ

初級翻訳・やんちゃオートバイ 第1話

一 ポピイとピリイは、ある大きなお屋敷の車庫で長いこと一緒に暮らしている、もうすっかり中古の自動車です。 二人はそれぞれ、ご主人と奥さまを乗せて、まるでご主人夫婦と同じように、仲良く立派に毎日を過ごしてきました。 親切で優しいご主人からは、...
やまなし

初級翻訳・やまなし 第1話

小さな谷川の底を映し出した、二枚の青い幻灯です。一、五月 二匹の蟹の子供たちが、青白く澄んだ水の底で話し合っていました。「クラムボンが笑ったよ」「クラムボンは、かぷかぷ笑ったよ」「クラムボンは跳ねて笑ったよ」「クラムボンは、かぷかぷ笑ったよ...
やどなし犬

初級翻訳・やどなし犬 第4話

肉屋は、そこらの一角に穴を掘り、「おお、かわいそうに、かわいそうに」と言いながら死がいを埋めてやり、その上へ土を盛り上げました。もう一匹の犬は、悲しそうにくんくんと鳴きながら、うろうろと歩き回っていました。その翌日、肉屋は残った犬をあの空き...
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