2026-07

スポンサーリンク
やどなし犬

初級翻訳・やどなし犬 第3話

たまに初めて迷い込んできた犬などが肉屋さんの店先に近づこうとすると、二匹の犬は「うんうん」と怒って、すぐに溝の中へ追い落としたりすることもありました。その頃には、もう町中の人が、その二匹の犬のことを話題にするようになっていました。そのうちに...
やどなし犬

初級翻訳・やどなし犬 第2話

そのあたりは冬になると風が激しく、砂がじゃりじゃりと家々の窓や、通りかかる人の顔に吹き付けてきます。「おお、ひどい砂だ」そう言いながら、肉屋さんは犬の後を追って、その砂地を斜めに突っ切って駆けました。犬は、肉屋さんたちが追いかけてきているこ...
やどなし犬

初級翻訳・やどなし犬 第1話

一 むかし、アメリカの小さな町に、とても優しくて働き者の肉屋さんがいました。冬の季節の、ある寒い朝のことです。外はひどい風が雨を横なぐりに吹きつけていて、びゅうびゅうと荒れ狂っていました。町の人たちは、こうもり傘をしっかりと握りしめ、体を丸...
アンデルセン ハンス・クリスチャン

初級翻訳・モミの木 第4話

ぼくだって、もしかしたらお姫さまをもらえるかもしれない」そうして、モミの木は、あの森の中に生えていた、小さくてかわいらしいシラカバの木を思い浮かべました。モミの木にとって、そのシラカバの木は、本当のお姫さまのように美しかったのです。「クルン...
アンデルセン ハンス・クリスチャン

初級翻訳・モミの木 第3話

」「おまえたちは、イヴェデ・アヴェデのお話が聞きたいのかね? それとも、階段からころがり落ちたのに、王さまになって、お姫さまをもらった、クルンベ・ドゥンベのお話が聞きたいのかね?」「イヴェデ・アヴェデ!」とさけぶ子もいれば、「クルンベ・ドゥ...
アンデルセン ハンス・クリスチャン

初級翻訳・モミの木 第2話

そうだ、もっと大きなことが、もっとすばらしいことがくるにちがいない――! だけど、何だろう? ああ、苦しい! とてもたまらない! この気持ち、自分でもよくわからないや」「こうしてわたしがいるのを、よろこびなさい!」と、空気とお日さまが言いま...
アンデルセン ハンス・クリスチャン

初級翻訳・モミの木 第1話

町はずれの森の中に、一歩のかわいらしいモミの木が立っていました。そこはとてもすてきな場所で、お日さまの光もたっぷりあたり、空気も新鮮で十分すぎるほどでした。まわりには、もっと大きな仲間のモミの木やマツの木がたくさん立っていました。けれども、...
もみの木

初級翻訳・もみの木 第4話

次の晩には、もっとたくさんのねずみたちがやってきました。日曜日には、二匹のおやねずみさえ姿を現しました。けれど、このおやねずみたちは「そんなお話はちっともおもしろくない」と言いました。そう言われると、小さなねずみたちも少しがっかりしてしまい...
もみの木

初級翻訳・もみの木 第3話

わたしはこの仲間に入れてもらえないのかしら」なるほど、木もこの場の仲間であることに間違いはありませんでした。けれども、もみの木としての本当の役目は、もう終わっていたのです。やがてその男の人は、階段から転げ落ちたのに出世して、王女さまを奥さん...
もみの木

初級翻訳・もみの木 第2話

すばらしいことがやってくるんだろう。だが、それは何だろうなあ。なんだか分からないが、ただ行きたい。ああ、たまらないぞ。もう、じぶんで自分が分からないんだ」そのときまた、風とお日さまの光がやさしく声をかけました。「わたしたちの中にいるほうが気...
スポンサーリンク