2026-08

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ばけものばなし

初級翻訳・ばけものばなし 第1話

これは、こわいお化けの話をするわけではありません。お化けについて、いろいろと考えたことや感じたことを、思い出すままに描いていこうと思うのです。 絵描きである私は、お化けというものの面白さを、むしろその「見た目の形」から強く感じています。 そ...
ばかな汽車

初級翻訳・ばかな汽車 第1話

――長いあいだ汽車の機関手をしていた人が、次のような話をきかせました。――     * 汽車の機関手をしていますと、面白いことや、あぶないことや、つらいことや、そりゃあもういろんなことがありますが、そのなかでもちょっと変わった話というのは―...
はととりんご

初級翻訳・はととりんご 第2話

」とおまわりさんは今度は新吉のほうに向き直って言いました。「僕、そんなのいやです。」と新吉は答えました。「おまわりさん、今回は許してあげてくださいよ。」と、正二が顔を見上げて言いました。「いや、一発でも叩けば許してやろう。でなければ、ここで...
はととりんご

初級翻訳・はととりんご 第1話

ふたりの少年が、竹刀(しない)をわきに抱えて、お話をしながら歩いてきました。「新(しん)ちゃん、僕はね、お小手(こて)が得意なんだぜ」「ふうん、僕は、お胴(どう)かな」「お面は、なかなかうまく入らないよね」「どうしても、背が高いほうがトクだ...
はちとばらの花

初級翻訳・はちとばらの花 第1話

蜂は、人間の邪魔にならないような、そして子供たちにもあまり見つからないような場所に、巣を作りはじめました。仲間たちといっしょに、朝はまだ太陽も昇らないうちから早く起き、夜はすっかり日が沈んでしまうころまで、せっせと働き通したのです。彼らがこ...
はだかの王さま

初級翻訳・はだかの王さま 第3話

着つけおわると、王さまはあちこちからかがみにうつる自分を見ました。「何と美しい! ……よくおにあいです!」その場にいただれもがそう言いました。「この世のものとは思えなく美しい柄、言いあらわしようのない色合い、すばらしい、りっぱな服だ!」と、...
はだかの王さま

初級翻訳・はだかの王さま 第2話

それにこの色のあざやかなこと! このことを王さまに伝えれば、王さまもきっとお気にめすにちがいないわい。」「そのお言葉を聞けて、ありがたきしあわせです。」二人のさぎ師が、そろってそう言いました。「では、王さまによりくわしく知っていただくために...
はだかの王さま

初級翻訳・はだかの王さま 第1話

むかしむかし、とある国のお城に一人の王さまが住んでいました。王さまはぴっかぴかの新しい服が大好きで、お給料も貯金もぜんぶ、すてきな服を買うことにつぎ込んでいました。王さまの願いといえば、「いつでもきれいな服を着て、みんなから『わぁ、すてきで...
ねっこうまれのこびとたち

初級翻訳・ねっこうまれのこびとたち 第1話

「さあ、起きてごらん、子どもたち!もうあっという間に春ですよ!」――すると子どもたちは、うーんと背伸びをして、寝ぐせだらけの髪をなでつけます。みんなさっそくしたくをして、自分で春のお洋服を縫います。縫い針、ハサミ、ゆびぬきを使って、お手仕事...
ねずみの冒険

初級翻訳・ねずみの冒険 第1話

一匹のねずみが、わなに引っかかってしまいました。夜中ごろに天井から降りてきて、台所へ食べ物を探しに行く途中、戸だなのそばに置かれていたわなにかかってしまったのです。お腹をすかせたねずみは、あぶらげのいい匂いをかいで、どうしても我慢することが...
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