リップ・ヴァン・ウィンクル

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アーヴィング ワシントン

初級翻訳・リップ・ヴァン・ウィンクル 第1話

水曜日の名が由来した、サクソン人の神ウォーデンに誓って言う。真理をこそ、わたしは常に守ろう、おくつきに入るその日まで。――カートライト〔この物語は、ニューヨークの一人の年老いたジェントルマン、故ディードリッヒ・ニッカボッカー氏の記録のなかか...
アーヴィング ワシントン

初級翻訳・リップ・ヴァン・ウィンクル 第2話

女の人はいつの時代もそうであるように、村の奥さんたちも、夫婦げんかが起きるといつもリップの味方をして、夕暮れどきに世間話をするときには、ヴァン・ウィンクルのおかみさんのことをみんなでさんざん悪く言ったものだった。村の子供たちにとっても、彼が...
アーヴィング ワシントン

初級翻訳・リップ・ヴァン・ウィンクル 第3話

そのクラブは、ジョージ三世陛下の赤ら顔の肖像を看板にかかげた、小さな宿屋の前のベンチで集まりを開くのだった。ここで彼らは、長くて退屈な夏の日に、一日じゅう木陰に腰を据え、大儀そうに村の噂話をしたり、いつ果てるともしれぬ、とりとめのない話をし...
アーヴィング ワシントン

初級翻訳・リップ・ヴァン・ウィンクル 第4話

二人が進んでいたけわしい道は、まさにその音のする方へ続いていました。リップは一度足を止めましたが、これは高い山の上ではときどきある、一時的な夕立ちの音だろうと思い直し、また歩き出しました。谷間を通り抜けると、きり立った崖(がけ)にかこまれた...
アーヴィング ワシントン

初級翻訳・リップ・ヴァン・ウィンクル 第5話

ブドウのツルは木から木へとツルやヒゲをまきつけて、彼の進む道をまるで網のようにふさいでいたのです。やがて彼は、あのとき峡谷が崖の間をぬけて、円形劇場のような場所へと通じていたはずの場所にたどりつきました。しかし、あの通路はもうどこにもありま...
アーヴィング ワシントン

初級翻訳・リップ・ヴァン・ウィンクル 第6話

また、古い新聞の記事をぼそりぼそりと読みあげる校長のヴァン・バンメル先生をさがしても無駄でした。こうした人たちのかわりに、痩せこけた気の短そうな男が、ポケットにびっしりとビラをつめこんで、「人民の権利」「選挙」「国会議員」「自由」「バンカー...
アーヴィング ワシントン

初級翻訳・リップ・ヴァン・ウィンクル 第7話

あたしはそのころまだほんの子供でしたわ」リップはもう一つだけ、どうしても聞きたいことがありました。それを口にする時、彼の声は大きくふるえていました。「お母さんは……どこにいるのかね?」「あら、お母さんもつい先ごろ亡くなりましたよ」ニューイン...
アーヴィング ワシントン

初級翻訳・リップ・ヴァン・ウィンクル 第8話

中には、いつも面白半分にこの話の本当らしさを疑うふりをして、「リップは頭のどこかがおかしくなっているんだ。だからいつだって話がとりとめもないんだよ」と言い張るひねくれ者もいました。しかし、年をとったオランダ系の住民たちは、みんな心からこの話...
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