旅の仲間

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アンデルセン ハンス・クリスチャン

初級翻訳・旅の仲間 第1話

可哀想なことに、ヨハンネスはとっても悲しんでいました。それもそのはずです。お父さんが重い病気にかかっていて、もう助かる見込みがなかったからなのです。このちいさな部屋には、ヨハンネスとお父さんのふたりきりしかいませんでした。テーブルの上のラン...
アンデルセン ハンス・クリスチャン

初級翻訳・旅の仲間 第2話

ヨハンネスは「さようなら」の気持ちを込めて、妖精に向かってペコリと頭を下げました。すると、そのちっちゃな妖精も、赤い帽子を振って応えてくれたり、胸に手をあてて何度も何度も投げキスをしてくれたりしました。こうして、ヨハンネスが幸せでいられるよ...
アンデルセン ハンス・クリスチャン

初級翻訳・旅の仲間 第3話

お前がこいつの借金を代わりに払うってんなら、俺たちもこれ以上何も手出しはしねえ。約束してやるよ」と、ひどい男たちは言い、ヨハンネスが出したお金を受け取ると、「なんておめでたい、お人好しの小僧だぜ!」とゲラゲラ笑いながら去っていきました。ヨハ...
アンデルセン ハンス・クリスチャン

初級翻訳・旅の仲間 第4話

そこで、ヨハンネスと旅の仲間は、まずは宿屋に入ることにしました。ここでゆっくり休んで、明日の山登りのために元気をたくわえておこうと思ったのです。宿屋の一階にある大きな酒場には、たくさんの人が集まっていました。というのも、人形劇を見せてくれる...
アンデルセン ハンス・クリスチャン

初級翻訳・旅の仲間 第5話

ヨハンネスの目には、ひとりでに喜びの涙が浮かんできました。そして、思わず知らず、こんなふうにつぶやきました。「ああ、お情け深い神さま。ぼくは、あなたにお礼のキスを捧げます。あなたはぼくたちみんなに、こんなに親切にしてくれて、この世の中のあり...
アンデルセン ハンス・クリスチャン

初級翻訳・旅の仲間 第6話

きっと、ほかの人たちと、同じようなめに会いますよ」と、みんなは、口をそろえて言って聞かせました。旅の仲間も、あきらめるようにすすめました。けれども、ヨハンネスは、「ぜったいに、うまくいきます」と言って、靴や着物にブラシをかけたり、顔や手をあ...
アンデルセン ハンス・クリスチャン

初級翻訳・旅の仲間 第7話

すると、窓があいて、お姫さまが、長いまっ白なガウンを着て、大きな黒いつばをつけて、とび出しました。お姫さまは、町をこえて、大きな山のほうへむかって、とんでいきました。旅の仲間は、自分のからだがよそから見えないようにしていました。それで、お姫...
アンデルセン ハンス・クリスチャン

初級翻訳・旅の仲間 第8話

いよいよ、ヨハンネスがお姫さまの考えていることを言い当てる番です。お姫さまは、うっとりするほどやさしい目で、ヨハンネスを見つめました。ところが、「くつ」という言葉がたった一言、ヨハンネスの口から飛び出すと、お姫さまの顔は雪のようにまっ白にな...
アンデルセン ハンス・クリスチャン

初級翻訳・旅の仲間 第9話

ところが、お姫さまはというと、顔の色はすっかり青ざめています。しかも、お葬式に出かけるときのような、まっ黒な着物を着ているのです。「あたしは、いま、なにを考えていますか?」と、お姫さまは、ヨハンネスにたずねました。そこで、ヨハンネスは、ハン...
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