火星兵団

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海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第67話

こうなっては、どこか別の場所を探しに行くよりほかしかたがないと思ったのです。しかし、「もしかすると、博士の行方について何か手がかりになるものが落ちていないだろうか」と思い、先生はあたりをもう一度ぐるりと見回しました。そのとき、先生の目に飛び...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第66話

新田先生は、いつも課長のそばについていたが、課長の苦しそうな表情を見るにつけて、先生もまただんだん苦しくなって来た。(これは、こんなことをしていたのではいけない。何とか、ここで我々がもりかえさなければ……) 先生は、どうしたらよいかとそれを...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第65話

そのときの小学生たちは、そのゴムだこのことがどうしてもあきらめきれず、いつもその話をしています。「あのゴムだこは、どうしちゃったんだろうね」「ああ、あのゴムだこをくわえていったの、大きな犬だよね」「グレート・デーンっていう犬だろう、あの犬は...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第64話

だが、その中には、火星人の方が逆に人間の知恵に一杯食わされたというケースもないわけではありませんでした。ある小学校の六年生たちが、ラジオで人間狩りのニュースを知り、ぜひとも火星人と戦おうと決心したのです。小学生たちは十人ずつチームを組んで、...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第63話

その時、向こうの曲がり角に、黒い帽子に、黒い長いマントを着て、黒いメガネをかけた同じような姿の人間が、五、六人あらわれました。長いマントの一団は、曲がり角のところでこちらの方を見ました。女の子たちが楽しげに遊んでいるのを見ると、彼らは何か話...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第62話

あなたは、もう東京へ帰って来られたんですか」と、電話に出て来た大江山課長は驚いていた。そうでもあろう、新田先生にしたところが、あの掛矢温泉につかって、病後の体をゆっくり丈夫にしたいと思っていたのであるが、はからずも、地獄沢の上の怪火に引きよ...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第61話

火星人たちは、これにはすっかり肝を潰したようです。 変な奇声を上げると、彼らはその場にへなへなとへたり込んでしまいました。 と同時に、三人の体はスーッと下へ落ちていきました。 二人の火星人は、どうやらエレベーターのようなものに乗っていたので...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第60話

難しい役をやるのだから、我々は火星兵団の中でも、特別にご褒美をもらっているのだ。姿だって、人間そっくりの道具をもらっているではないか」 怪人・丸木と、その部下の火星人のあいだに、とんでもない会話が続いています。 それは、地球の人間を捕まえる...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第59話

怪人・丸木が洞穴の一室で、隊員たちを前にして何かわけのわからない火星の言葉でしゃべり続けている、その同じ部屋の隅では、新田先生が積み上げられた機械の陰にじっと小さくなって隠れていました。 すると、その時になって先生はとつぜん、かすかな人間の...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第58話

あたりには、先生と同じような黒いマント姿をした火星人たちが、しきりに走り回っていました。もちろん、黒マントを着ていない裸のような火星人もたくさんいました。黒マントを着ている火星人たちは、同じ仲間の中でも少し位が高いリーダー的な存在のようで、...
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