海野 十三

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海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第70話

「人類を助ける方法などない!たとえ方法があったとしても、今日のこのおろかな人間どもを助ける必要などないのだよ」「そ、そんな乱暴な考え方はよくないと思います!」「わしは、現在の人類にはすっかり愛想が尽きているのだ。あんな連中を助けたって、何の...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第69話

「ええっ、君たちは火星人か! あの、火星人だって……!?」先生は思わず大きな声で叫びましたが、すぐに首を左右にふって、「うそだ、そんなのうそにきまっている。私はこれまでにたくさんの火星人を見たが、君たちのようなぐにゃぐにゃした体をしていない...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第68話

こうなったら、相手が怪人丸木であろうが誰であろうが、思い切ってぶつかってみるほか道はないんだ。我々地球人類の幸福のために!)新田先生は、自分の胸の中でそう叫ぶと、今度は一層固い決意を胸に、静かではあるけれど確かな一歩一歩を踏みしめながら、地...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第67話

こうなっては、どこか別の場所を探しに行くよりほかしかたがないと思ったのです。しかし、「もしかすると、博士の行方について何か手がかりになるものが落ちていないだろうか」と思い、先生はあたりをもう一度ぐるりと見回しました。そのとき、先生の目に飛び...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第66話

新田先生は、いつも課長のそばについていたが、課長の苦しそうな表情を見るにつけて、先生もまただんだん苦しくなって来た。(これは、こんなことをしていたのではいけない。何とか、ここで我々がもりかえさなければ……) 先生は、どうしたらよいかとそれを...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第65話

そのときの小学生たちは、そのゴムだこのことがどうしてもあきらめきれず、いつもその話をしています。「あのゴムだこは、どうしちゃったんだろうね」「ああ、あのゴムだこをくわえていったの、大きな犬だよね」「グレート・デーンっていう犬だろう、あの犬は...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第64話

だが、その中には、火星人の方が逆に人間の知恵に一杯食わされたというケースもないわけではありませんでした。ある小学校の六年生たちが、ラジオで人間狩りのニュースを知り、ぜひとも火星人と戦おうと決心したのです。小学生たちは十人ずつチームを組んで、...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第63話

その時、向こうの曲がり角に、黒い帽子に、黒い長いマントを着て、黒いメガネをかけた同じような姿の人間が、五、六人あらわれました。長いマントの一団は、曲がり角のところでこちらの方を見ました。女の子たちが楽しげに遊んでいるのを見ると、彼らは何か話...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第62話

あなたは、もう東京へ帰って来られたんですか」と、電話に出て来た大江山課長は驚いていた。そうでもあろう、新田先生にしたところが、あの掛矢温泉につかって、病後の体をゆっくり丈夫にしたいと思っていたのであるが、はからずも、地獄沢の上の怪火に引きよ...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第61話

火星人たちは、これにはすっかり肝を潰したようです。 変な奇声を上げると、彼らはその場にへなへなとへたり込んでしまいました。 と同時に、三人の体はスーッと下へ落ちていきました。 二人の火星人は、どうやらエレベーターのようなものに乗っていたので...
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