海野 十三

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怪塔王

初級翻訳・怪塔王 第50話

それは、目下故障したまま白骨島の砂上に「えんこ」している、怪塔ロケット第一号の無電装置を使うことでした。なかなか忙しいことです。怪塔王が滅んだこの岩窟を、そのまま後にするのは、大変心残りではありましたが。なんだか、怪塔王がその辺りから血まみ...
怪塔王

初級翻訳・怪塔王 第49話

誠に申し上げにくいですが、ただ今あたりを見回しましたところ、空中を飛んでいるロケットは、わが一機だけであります」「えっ、お前の一機だけか? そして他のロケットはどこにいるのだ」「それがその、先ほどからの戦闘中、あべこべ砲にやられまして、いず...
怪塔王

初級翻訳・怪塔王 第48話

あれは貴様のような卑怯者に殺させてはならない、忠義を尽くした勇士だったのだ。それに引きかえ、貴様が自分の殺人光線灯で死ぬのは、それこそ自業自得というものだ」「ま、待て。撃つのはちょっと待ってくれ。その代わり、わしは何でもお前たちの言うことを...
怪塔王

初級翻訳・怪塔王 第47話

「ちぇっ、日本軍といま戦をはじめるというときになって、こんな騒ぎがおこるなんて、なんというまずいことだ。おい、わしは戦況をきいているから、はやく悪者をさがしだすんだぞ」あまりの忙しさに怪塔王は、体が一つしかないことを、どんなにか不便に思った...
怪塔王

初級翻訳・怪塔王 第46話

秘密艦隊には、空軍部隊と艦隊とがありましたが、両者は白骨島のすこし手前で一しょになることにしめしあわせてありました。塩田大尉と一彦少年とは、艦隊旗艦にのっていました。そして艦の見張番の知らせをいつも注意していました。4怪塔王は、秘密艦隊の襲...
怪塔王

初級翻訳・怪塔王 第45話

兵曹長は、生け捕りにした怪塔王の顔をじっと見つめました。パッと見た限りではお面をかぶっているようには見えませんでしたが、念のためと思い、怪塔王の顔に手をかけて、えいっと引っ張ってみました。すると、顔の皮は面白いほどずるずると剥けてしまいまし...
怪塔王

初級翻訳・怪塔王 第44話

そうはさせるかと、兵曹長は怪塔王の首を締め上げようと、右腕を素早く相手の喉元へ回しました。しかしその瞬間、怪塔王にガブリと噛みつかれました。「あいたっ!」犬のように噛みつかれたため、小浜兵曹長は思わず力を抜いてしまいました。すると怪塔王の腰...
怪塔王

初級翻訳・怪塔王 第43話

小浜兵曹長は、やっと腰をのばして、やれやれと背のびをしました。かなり広い洞穴です。じめじめしているのは、やはり海近いことをものがたっているのだと思われました。帆村は先に立って、岩をしきりに押しています。3 帆村は、しきりに岩を押していました...
怪塔王

初級翻訳・怪塔王 第42話

ここに怪塔ロケットの根拠地があったということは、俺は無電ですっかり本隊へ知らせておいたよ。だから今では、秘密なんてものじゃないんだ。お気の毒さまだね」「えっ、無電で知らせたのか」怪塔王の声は、驚きのあまり、急に変わりました。ここぞとばかりに...
怪塔王

初級翻訳・怪塔王 第41話

しかし、世界に類を見ない磁力砲などを使われては、鋼鉄でできているわが軍艦も、弾丸の前の紙細工のように無力になってしまいます」「ううむ、残念だが、これは困ったことになった」さすがに武勇に秀でた士官たちも、怪塔ロケットの持つ磁力砲の威力を考える...
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