海野 十三

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宇宙の迷子

初級翻訳・宇宙の迷子 第6話

気持のわるいことだなあ」 山ノ井も望遠テレビをのぞきこんだ。かれは首すじがぞっと寒くなるのをおぼえた。すずなりGai骨! それはみんな乗組員のなきがらにちがいなかった。なんという気のどくなことであろう。宇宙探険の先駆者のはらった、とうといぎ...
宇宙の迷子

初級翻訳・宇宙の迷子 第5話

それでも地球からは、かすかながらも無線電話がカモシカ号のアンテナに届きました。しかしそれは、とくに大切な連絡をするためだけのもので、一日のうちにたったの五分間、それを一日三回だけでした。それでも、そのたった五分間の無線電話のおかげで、カモシ...
宇宙の迷子

初級翻訳・宇宙の迷子 第4話

下界から空を見上げたところでは、流星なんか大したことに見えないけれど、今みたいにすぐそばを通られると、急行列車が五、六本、一度にこちらへとんでくるような気がして、ひやっとしたよ」そういっている山ノ井のひたいから、汗のつぶがぼたぼたと流れおち...
宇宙の迷子

初級翻訳・宇宙の迷子 第3話

そのあたりなら、空気がうすくて、水蒸気もないし、ゴミもないから、太陽の光がちらばってあちこちに反射することがないんだ。だから昼間でも、成層圏の中は真っ暗なのさ。ことに高さが二万三千メートル以上ともなれば、空は黒っぽい灰色に見えるものなのだ―...
宇宙の迷子

初級翻訳・宇宙の迷子 第2話

そしていちばん外側の輪は、しっかりと艇のかべにとりつけられている。つまり、昔からあるらしん儀のとりつけかたとおなじである。そのとりつけかたをすると、船がどんなにかたむいても、らしん儀の表だけはちゃんと水平にたもたれるのだ。――カモシカ号の操...
宇宙の迷子

初級翻訳・宇宙の迷子 第1話

ゆかいな時代 このゆかいな探検は、千九百七十何年だかにはじめられた。いいですか。探険家はだれかというと、川上一郎君、すなわちポコちゃんと、山ノ井万造君、すなわち千ちゃんと、この二人の少年だった。川上君は、顔がまるく、ほっぺたがゴムまりのよう...
大空魔艦

初級翻訳・大空魔艦 第12話

それをじっと見つめていた松川隊長は、「ソリ犬に見つかっては一巻の終わりだ。だから、風下からこっそりと忍び込むことにしよう!」この風の中、風下から進むのはとてもつらいことだろうけれど、どうかみんながんばってくれと、隊長は言った。一行は、なあに...
大空魔艦

初級翻訳・大空魔艦 第11話

そのとき空の一角から、轟々と爆音がひびいてきた。「ああ、空魔艦だ」まっさきに気がついて飛びだしたのは、丁坊であった。「なに、空魔艦?」隊員はおどろいて天幕の外に出た。なるほど、真北の空、地上から約五千メートルと思われる高空に、空の怪物大空魔...
大空魔艦

初級翻訳・大空魔艦 第10話

「隊長さん、どうせ死んでしまうことが分かっているなら、みんなでチームを組んで、あの空魔艦がいるところまで攻め込んでみてはいかがですか?僕がそこまで道案内しますよ!」「空魔艦のいるところまで攻めていくだって?はっはっは、君はなかなか勇敢なこと...
大空魔艦

初級翻訳・大空魔艦 第9話

もう一つの疑問である「なぜ空魔艦は丁坊をあんな場所に降ろしたのか」については、空魔艦の幹部たちに直接聞いてみなければ分かりません。しかしそれは、今まさに空魔艦の船内でどんな光景が繰り広げられているかを説明すれば、いとも簡単にわかることでした...
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