海野 十三

スポンサーリンク
大宇宙遠征隊

初級翻訳・大宇宙遠征隊 第9話

そこで、ぼくの触角と、話をしようとする相手の人の触角とをペタッと触れ合わせておくと、ぼくの言った言葉がその震動になって、ぼくの触角から相手の触角へと伝わっていく。その結果、相手の耳のところにつけてある『震動板』――まあ、小さなスピーカーのよ...
大宇宙遠征隊

初級翻訳・大宇宙遠征隊 第8話

三郎はそれを聞いてひとまず安心しましたが、それでも一体どうやって月の上に降りるのか、それに、どうやって月の上で人間が息をして生きていられるのか、不思議でたまりませんでした。「艇長さん、月の上には空気がありませんよね? それじゃあ人間は息がで...
大宇宙遠征隊

初級翻訳・大宇宙遠征隊 第7話

全然スピードが出ないうえに、変なガタガタという揺れが始まって、一向に止まらないんだよ。ほら、あんな風に不気味な震動が聞こえるだろう?」「あ、本当だ……」鳥原さんの言う通りでした。ブブブブ、ブブブブと、なんだか気持ちの悪い震動の音が響いていま...
大宇宙遠征隊

初級翻訳・大宇宙遠征隊 第6話

すると、2メートル四方ほどの壁がガタンと下に落ちました。壁の奥には、とても精巧につくられたテレビ(モニター)装置が埋め込まれていたのです。これを使えば、部屋の中にいながら、ロケット船の外の様子が手にとるようにハッキリと見えます。【地球が見え...
大宇宙遠征隊

初級翻訳・大宇宙遠征隊 第5話

ところが、この声はベッドのあるはずの場所からは聞こえず、まったく思いがけない場所から聞こえてきたため、三郎はすっかり面食らってしまいました。それはどう考えても、三郎が叩いている仕切り扉のすぐ真裏であり、しかも天井ギリギリの高さまで浮かび上が...
大宇宙遠征隊

初級翻訳・大宇宙遠征隊 第4話

ニワトリの卵くらいの大きさから、アヒルの卵くらいの大きさになり、そこからグングン膨らんで、ダチョウの卵ほどの大きさになり、さらにまだまだ膨らんで……ついに、飛行機の卵くらいの大きさにまでなっていきました。飛行機の卵だって? そんなものがこの...
大宇宙遠征隊

初級翻訳・大宇宙遠征隊 第3話

でもこれ、前回の宇宙旅行のときに、ぼくが実際に体験した話なんだからね。あのときは本当にびっくりして、目が点になったよ! なにしろ、口もとに運んだお椀はスカスカの空っぽなんだ。そして肝心のお味噌汁は、テーブルの上にまるで雲みたいに、ぽっかり浮...
大宇宙遠征隊

初級翻訳・大宇宙遠征隊 第2話

それから急ぎ足で階段をのぼり、小食堂へと向かったのです。小食堂には、三郎より先におきていた船員たちや、仕事が休みの船員たちがテーブルを囲み、勢いよくご飯をパクリパクリと食べたり、お茶をガブガブ飲んだり、タバコをプカプカとふかしたりしていまし...
大宇宙遠征隊

初級翻訳・大宇宙遠征隊 第1話

噴行艇は征く 黒いインクを溶かしたような真っ暗な大宇宙を、今、とてつもない数の「噴行艇(ふんこうてい)」の大集団が飛んでいます。「噴行艇だ!」 噴行艇と言っても、一体なんのことか分からない人もいるでしょう。噴行艇は、昔「ロケット」と呼ばれて...
地底戦車の怪人

初級翻訳・地底戦車の怪人 第19話

リント少将は、ピストルを握って勝ってみるのはいいとしても、やがてこの戦車の中で、飢えと寒さのため死んでしまうことになるのですから。沖島をピストルで撃つことは、この地底戦車の中を自分自身の墓場にすることだと気がついたリント少将は、せっかく構え...
スポンサーリンク