楽聖物語

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初級翻訳・楽聖物語 第58話

「第三交響曲」をはじめとする数々の傑作がこの間に生まれ、チャイコフスキーの音楽家としての生活は、ようやくここで安定と自信を得るに至ったのです。1876年には有名な「スラヴ行進曲」を書き、翌1877年には生涯の傑作歌劇「エウゲニ・オニエギン」...
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初級翻訳・楽聖物語 第57話

当時、チャイコフスキーは最初の交響曲第1番「冬の日の幻想」の作曲に打ち込んでいました。その仕事ぶりはとても注意深く落ち着いていて、非常に勤勉であり、飽きるということを知りませんでした。この素晴らしい習慣は、少年時代にお世話になったフランス人...
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初級翻訳・楽聖物語 第56話

HMV(英グラモフォン)にはもう少し多くの曲が収められているはずですが、日本で発売されたのはこの4枚だけでした。「アルト・ラプソディ(作品53)」は、ゲーテの詩に曲をつけたもので、ブラームスの歌曲の中でもひときわ輝く名曲です。名アルト歌手の...
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初級翻訳・楽聖物語 第55話

ブッシュ(ヴァイオリン)とゼルキン(ピアノ)による素晴らしいレコードがあります(ビクター7487-9)。この二人の組み合わせによるブラームスは、もう一つ「ヴァイオリン・ソナタ=第二番イ長調(作品100)」もありますが(ビクターJD 151-...
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初級翻訳・楽聖物語 第54話

ハンス・フォン・ビューローが、ブラームスをバッハやベートーヴェンと並べて「ドイツ音楽の三B」と呼んだのは、今になって思えば決して大げさな言葉ではなかったのです。ブラームスの作品とそのレコードブラームスの音楽は理解するのが難しいのか、親しみづ...
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初級翻訳・楽聖物語 第53話

この曲が本当の意味で成功を収めたのは、その二年後、ブラームス自身がブレーメンの教会で指揮をしてからであり、今ではドイツ国民の心の中に、最も敬虔な曲として深く深く刻み込まれています。その頃のブラームスは、胸板が厚く、美しい髪を持ち、青く澄んだ...
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初級翻訳・楽聖物語 第52話

二十歳になる頃には、もう若いヴァイオリニストのレメニーと組んで、ハンガリーへと演奏旅行に出かけるほどになっていました。ある田舎の小さな町でコンサートを開いた時のことです。開演直前、舞台のピアノが普通の音の高さ(ピッチ)よりも半音低く調律され...
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初級翻訳・楽聖物語 第51話

ヴァイオリン・ソナタ「ヴァイオリン・ソナタ イ長調」は、ヴァイオリンとピアノのためのソナタの中でも、古今の大傑作の一つです。華麗さはベートーヴェンに迫り、味わいの深さはブラームスにも匹敵する名品です。レコードはたくさん出ていますが、録音が少...
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初級翻訳・楽聖物語 第50話

少年時代からピアノで並外れた才能を見せ、両親の大きな期待を背負って15歳の時にパリ音楽院へ入学し、ピアノやオルガンの演奏で何度も賞を取りました。その頃、大ピアニストとしてヨーロッパ中に君臨し、名誉と地位、そして莫大な富を手に入れていたフラン...
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初級翻訳・楽聖物語 第49話

「靴屋の踊りと名歌手の入場」には、コロムビアにワルターが英国の管弦楽団を指揮したものがあります(J八一七五)。「懸賞の歌」は非常に美しく、一般にも親しまれる歌ですが、不思議なことにこれが良いという決定的なレコードがありません。『トリスタンと...
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