野村 胡堂

スポンサーリンク
楽聖物語

初級翻訳・楽聖物語 第13話

天地創造不思議と言ってもよいことですが、ハイドンの一代の傑作であるオラトリオ(聖譚曲)の『天地創造』と『四季』のレコードが非常に少ないのは残念です。ビクターには前者が一枚(JB54)、後者が一枚(C2383)、コロムビアにも『天地創造』が一...
楽聖物語

初級翻訳・楽聖物語 第12話

ハイドンが作ったオーストリアの国歌は、世界にある数多くの国歌の中でも、芸術的に美しく優れたものとして有名です。ハイドンの自信通り、攻め込んできたフランス軍は、ハイドンの家に何をするでもなく、それどころかフランスの士官たちはわざわざ老ハイドン...
楽聖物語

初級翻訳・楽聖物語 第11話

この隠遁生活のような落ち着いた地位に対し、ハイドンは時折「イタリアへ飛んで行きたい」という熱い望みを抱くこともありましたが、ニコラウス侯爵の厚遇によってそれは叶わず、うかうかと三十年の歳月が過ぎ去ってしまったのです。エステルハツィの宮殿は豪...
楽聖物語

初級翻訳・楽聖物語 第10話

シュヴァイツァー博士以外では、ビクターのデュプレによる優れたレコードがあります。なお、オルガン曲を他の楽器用に編曲したものは、ここでは取り上げません。父ハイドン「父ハイドン」という言葉があります。この言葉が持つ柔らかな手触りと、あふれんばか...
楽聖物語

初級翻訳・楽聖物語 第9話

その中で、演奏も録音も決して最高とは言えませんが、コロムビアから出ているデュボア(ヴァイオリン)とマース(ピアノ)による第四番、第五番、第六番の三曲は、記憶に留めておく価値があります。中でも「第五番」ヘ短調のソナタは、荘厳で美しい曲です(こ...
楽聖物語

初級翻訳・楽聖物語 第8話

どちらもカンタータの一部分ですが、バッハの作品の気高さと、清らかな情熱を感じ取ることができるはずです。前者も素晴らしいものですが、特に後者の牧歌的なデュエット・アリアは少年聖歌隊が演奏していて、この上なく美しい響きです。他にも「音楽史第二巻...
楽聖物語

初級翻訳・楽聖物語 第7話

合唱長として、そしてオルガン奏者として、ライプチッヒで過ごした数十年間、バッハは完全に「神を讃えるための音楽」に没頭していました。そう言っても決して言い過ぎではありません。二つの教会では、日曜日や祝日に大礼拝が行われ、そのたびに聖歌隊とオル...
楽聖物語

初級翻訳・楽聖物語 第6話

彼の美しいボーイ・ソプラノの歌声は、二年間という安定した生活を約束してくれただけでなく、教会付属学校の図書室にはドイツ、オランダ、イタリアの名曲の楽譜がたくさん揃っていました。それが彼の尽きることのない知識欲を満たしてくれたのですから、なん...
楽聖物語

初級翻訳・楽聖物語 第5話

一枚物ではありませんが、シゲティが弾いた『ヴァイオリン・ソナタ第四番ニ長調』(コロムビアJ五五六六―七)も、少し苦悩を感じさせる演奏ではありますが、曲が美しく、芸術的な香りが高い名盤です。同じ曲をエネスコが弾いたものもコロムビアから出ていま...
楽聖物語

初級翻訳・楽聖物語 第4話

ヘンデルはこの曲の楽譜を売ることを禁止し、演奏で得た利益をすべて慈善事業に寄付したのです。一七五〇年からの十年間に、『救世主』の演奏が養老院のために稼いだ金額は、なんと六千五百九十五ポンドにもなったと言われています。一生独身を通し、激しい性...
スポンサーリンク