2026-08

スポンサーリンク
おけらになった話

初級翻訳・おけらになった話 第1話

あるところに、あまり性質のよくない男が住んでいました。この男は平気で、うそをつきました。また、どうしてもそれがほしいと思えば他人のものでも、だまってそれを持って帰りました。こういう人間をば、世間は、いつまでも知らぬ顔をしておきませんでした。...
おおかみをだましたおじいさん

初級翻訳・おおかみをだましたおじいさん 第1話

北の国の、寒い夕方のことでした。雪がちらちらと降っていました。木の上にも、山の上にも雪が積もり、あたり一面が真っ白でした。ちょうどその日の昼ごろのことです。おじいさんの息子が山へ行って炭を焼いているので、そこへお米や芋を持っていってやろうと...
おおかみと きつね

初級翻訳・おおかみと きつね 第1話

むかしむかし、おおかみがきつねを自分の家においていました。きつねは動物の中でも、とても弱い生きものでした。だから、おおかみの言うことには、なんでも従わなければなりませんでした。きつねは、なんとかしてこの意地悪なご主人さまのところから逃げ出し...
えぞおばけ列伝

初級翻訳・えぞおばけ列伝 第2話

えぞおばけ列伝1.へっぴりおばけ 屋内に独りいると突然炉の中でポアと音を発する.するとあちらでもポア,こちらでもポアとさいげんがない.臭くてかなわない.そういう際には,こっちでも負けずにポアと放してやれば,恐れ入って退散する.あいにくと臭い...
えぞおばけ列伝

初級翻訳・えぞおばけ列伝 第1話

うまれて 来る 雀達

初級翻訳・うまれて 来る 雀達 第1話

そのスズメは、足が不自由でした。やっと飛べるようになったばかりの頃、いたずら好きな男の子につかまって、片足をひもでしっかりと縛られてしまったため、か弱い足が傷ついてしまったのです。その足の不自由なスズメが、麦畑が黄色く色づく頃、あるお家の軒...
うみぼうずと おひめさま

初級翻訳・うみぼうずと おひめさま 第5話

罪のないクジラや大人しいオットセイをいじめるばかりか、自分たちは何でもできると威張っている。雨を降らせずに、電気も水道も止めてしまったら、どんなに面白いだろうなぁ。」と、うみぼうずは笑いました。「そうとも、人間ほど自分勝手なものはない。あい...
うみぼうずと おひめさま

初級翻訳・うみぼうずと おひめさま 第4話

ちょうどそのとき通りかかったみつこさんは、このようすを見て自分もうみぼうずがにくらしくなり、何か言ってやりたかったのですが、やっぱり気が引けてしまい、そのまま家へ帰って急いでこのことをきみこさんに知らせました。「それは大変だわ!」と、きみこ...
うみぼうずと おひめさま

初級翻訳・うみぼうずと おひめさま 第3話

西の空にはももいろの雲が花びらのように飛び、それとまじって赤い雲が旗のようにたなびきました。「ごらんなさい。まあ、きれいだこと。あの雲、長いたもとのように見えない?」と、きみこさんが空を指さしました。「きっと、こんばんおよめいりがあるのだろ...
うみぼうずと おひめさま

初級翻訳・うみぼうずと おひめさま 第2話

おれがかわりに敵を討ってやろう。道案内をせい」とうみぼうずが言いました。「あのなつかしい町へ、わたしは帰れるのですか」とおウマはおどろきました。「だまってついてくればいい」とうみぼうずはにらみつけて、黒雲を呼びました。たちまち海の上が暗くな...
スポンサーリンク