小川 未明

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小川 未明

初級翻訳・年ちゃんとハーモニカ 第1話

年ちゃんの友達の間で、ハーモニカを吹くのが大流行しました。はじめに誰か一人がハーモニカを持つと、みんなが欲しくなって、次から次へとみんな買いそろえたのです。けれど、みんなは吹き方を覚える前にすぐに飽きてやめてしまいました。そんな中で年ちゃん...
小川 未明

初級翻訳・左ぎっちょの正ちゃん 第2話

「正ちゃんは、小さいヨシ子さんに頼まれて、最後までがんばって、とってもきれいなじゅず玉の首飾りを作ったんだよ。今度作るときは、もっともっと上手に、もっと美しく作れるに違いありません。これからはもう、正ちゃんの手先が不器用だなんて言って、笑っ...
小川 未明

初級翻訳・左ぎっちょの正ちゃん 第1話

正ちゃんは左ききで、ごはんを食べるときのおはしを持つ手も左手です。ボールを投げるのにも、右手ではなく左手をつかいます。「正ちゃんは、左ピッチャーだね」と、みんなによく言われました。だけど、学校のお習字の時間だけは、どうしても右手でなくてはい...
小川 未明

初級翻訳・川へふなをにがす 第1話

去年の今ごろ、ぼくは川からすくい網を使って、小さなフナの子を四、五匹ほどつかまえてきました。そのフナたちを、庭に置いてあった水盤の中に入れました。そこには、もうすでにメダカや金魚も住んでいました。「みんなでケンカをしたりしないかなあ」ぼくは...
小川 未明

初級翻訳・山へ帰ったやまがら 第1話

英ちゃんが飼っているやまがらは、それはもうよく人に慣れていて、かごから出ると指先にとまったり、頭の上にとまったり、さらには耳にとまったりするので、みんなからとても可愛がられていました。はじめのうちは、外へ飛び出したら二度とかごへは戻ってこな...
小川 未明

初級翻訳・山の上の木と雲の話 第1話

山の上に、ぽつんと一本の木が立っていました。木はまだこの世の中に生まれてから、なにひとつ見たことがありませんでした。なにしろ、そんなに高い山ですから、人間が登ってくることもなければ、めったに獣がやってくるようなこともなかったのです。ただ、毎...
小川 未明

初級翻訳・小鳥と兄妹 第1話

町から少しはなれた、とても静かな村に、仲良しの兄妹が住んでいました。お兄ちゃんの名前は太郎、妹の名前は雪子といいます。二人は毎月、町から届く新しい雑誌を買ってもらい、いっしょに読むのを何よりも楽しみにしていました。ある日のこと、二人が雑誌を...
小ねこはなにを知ったか

初級翻訳・小ねこはなにを知ったか 第2話

いままでは、おなかが空くことなんて知らずに、お姉ちゃんや坊やたちにかわいがってもらっていたことを考えると、あれはどんなに幸せなことだったのだろうと思いました。ようやくのことで、ねこは狭い道の上に出ました。その道がどこからどこへ続いているのか...
小ねこはなにを知ったか

初級翻訳・小ねこはなにを知ったか 第1話

お父さんやお母さんは、生き物を飼うのには責任がいるから、できれば犬やねこは飼わないでおこうと思っていました。けれど子供たちは、日ごろから、犬でもねこでもいいから何かひとつ飼ってくださいと言っていました。ちょうどそのころ、近所でかわいらしい子...
小さな年ちゃん

初級翻訳・小さな年ちゃん 第1話

ある日、小さな年ちゃんは、お母さんにお願いされて、おつかいに出かけました。「転ばないように気をつけて行くんだよ」とお母さんが言いました。年ちゃんは、片手にお財布をしっかりと握り、もう片方の手には風呂敷を持って、お兄ちゃんの大きな下駄を履き、...
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