小川 未明

スポンサーリンク
小川 未明

初級翻訳・紅すずめ 第1話

ある日のこと、こまどりが木の枝にとまって、とても美しい声でさえずっていました。すると、一羽のすずめが、その素敵な歌声にひかれて、どこからか飛んできました。「いったい、こんなに素晴らしい声で鳴く鳥が、ぼくたちと同じ仲間にいるんだろうか?」すず...
小川 未明

初級翻訳・笑わなかった少年 第1話

ある日のこと、学校で先生がみんなに向かってこう言いました。「みなさんは、どんなときに一番『お父さんやお母さんはありがたいな』と感じましたか? そのときのことをお話ししてみてください。」みんなは目をキラキラと輝かせて、いっせいに手を挙げました...
小川 未明

初級翻訳・竹馬の太郎 第1話

太郎は、お父さんやお母さんの言うことをちっとも聞きませんでした。竹馬に乗るのが大好きで、毎日外へ出ては、竹馬に乗って遊んでばかりいたのです。「竹馬の太郎」といえば、村じゅうの誰もが知っているほどの腕白(わんぱく)小僧でした。まだ六歳になった...
小川 未明

初級翻訳・秋のお約束 第1話

「寒い、寒い」とまあちゃんが言ったとき、お母さんは子供たちの着替えを手伝いながら言いました。「もう、あそこのけやきの木の枝が色づいてきたから、すぐに暖かくなるわよ」ある日、お母さんと一緒に幼稚園へ向かう途中、まあちゃんがふと頭の上を見上げる...
小川 未明

初級翻訳・秋が きました 第1話

お庭のコスモスが、きれいに咲きました。しずかな秋の、とても気持ちのいい日です。ピーッ、ピーッと、細くて高い笛の音が聞こえてきました。「あら、ラオ(羅宇)のすげかえ屋さんが来たみたいだね。このキセルの修理を頼んできておくれ」おばあさんがそう言...
小川 未明

初級翻訳・神は弱いものを助けた 第1話

一 むかしむかし、あるところに、とっても仲の悪い二人の農夫がいました。 この仲の悪い甲(こう)と乙(おつ)の二人は、どうにかして「甲は乙に」「乙は甲に」、ものすごくひどい目にあわせてやりたいものだと思っていました。 けれど、なかなかそんなチ...
小川 未明

初級翻訳・石をのせた車 第3話

主人は眼鏡をかけてよく石を見ていましたが、「これは珍しい石だ。主人はいったいどんなふうに石を見たのでしょう。主人は眼鏡をかけてよく石を見ていましたが、「これは珍しい石だ。」といって、どうか売ってくれないかと頼みました。少年は、石よりもっと自...
小川 未明

初級翻訳・石をのせた車 第2話

そんなときは、少年は気恥ずかしい思いがして、穴の中へでも入りたいような気がしましたが、早く温泉場にいって、病気をなおしてから働くということを考えると、恥ずかしいのも忘れて、どんなつらいこともがまんする勇気がわいてきたのです。こうして大勢の人...
小川 未明

初級翻訳・石をのせた車 第1話

あるところに、身寄りがなく、だれを頼ることもできない一人の少年がいました。少年は病気をわずらっていて、今は働くこともできなかったのです。「これからの先の人生、自分はどうしていけばいいんだろう」と考えてみても、いいアイデアが浮かぶわけがありま...
小川 未明

初級翻訳・真坊と和尚さま 第1話

夏休みの真っ最中のことでした。村のガキ大将である真坊は、みんなを引っ張って、お寺のひさしに巣を作っているスズメバチを退治しに行きました。「いいかい、一、二の三で、みんな一斉に石を投げるんだ。うまく命中させたやつが一番えらいからな」と、真坊が...
スポンサーリンク