江戸川 乱歩

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江戸川 乱歩

初級翻訳・魔法人形 第2話

ぼくだって生きているだろう?」ルミちゃんは、坊や人形の話を目を輝かせて聞き入っていました。もう、おじいさんの家にいる人形が見たくてしょうがありません。そのとき、ミドリちゃんが「ちょっと」と言って、ルミちゃんの手を引っ張り、少し離れたところへ...
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初級翻訳・魔法人形 第1話

腹話術 小学六年生の宮本ミドリちゃんと、五年生の甲野ルミちゃんは、学校の帰り道、仲良く手をつないで赤坂見附の近くにある公園に入っていきました。 その公園は、学校とふたりの家のちょうど中間あたりにある、千平方メートルほどの小さな公園です。緑の...
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初級翻訳・鉄塔の怪人 第27話

明智は四方の壁を叩き回って、秘密の通路でもあるのではないかと調べましたが、別に怪しいところもないのです。そのとき、天井の方に妙な物音がしました。「さては」と思って懐中電灯で照らしますと、天井からドシンと恐ろしい音を立てて、一匹の巨大なカブト...
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初級翻訳・鉄塔の怪人 第26話

二人の少年は、こうして、高い鉄塔の屋上に閉じ込められてしまったのです。「小林さん、どうすればいいの? ぼく、怖いよ……」賢二君は、今にも泣き出しそうな顔をして、小林君にしがみつきました。「大丈夫だよ。僕たちはまだ負けたわけじゃない。きっと、...
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初級翻訳・鉄塔の怪人 第25話

小林君は、賢二少年をかわいそうに思って身代わりを務めていたのですが、十二号の身のこなしが、かよわい賢二君にしてはあまりに上手すぎたので、替え玉がバレてしまったのです。そのうえ、隠れていた賢二少年まで見つかっては、もうどうすることもできません...
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初級翻訳・鉄塔の怪人 第24話

頭に生えた恐ろしい一本の角、ギクシャクした長い足、真っ黒な背中に白いドクロ模様のある巨大なカブトムシは、おそろしい速さで部屋の中を駆け回りました。駆けるにつれて足の関節がギシギシと鳴り、ヌーッと伸びた真っ黒な長い角が、何かを突き落とすように...
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初級翻訳・鉄塔の怪人 第23話

しかし、道なき真っ暗な森の中ですから、何度も方向を間違えてしまい、ようやく鉄塔が見える場所へたどり着くまでに三十分もかかってしまいました。そこは森に囲まれた広い空き地です。闇の中とはいえ、空のほのかな明かりのおかげで、黒い巨人のような鉄の城...
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初級翻訳・鉄塔の怪人 第22話

小林君はガッカリして、運転席に座り込んだまま、しばらくは体を動かす気にもなれませんでした。山小屋の主それから小林君は自動車を降りて、そこにぼんやりと立ち尽くしたままあたりを眺めていましたが、ふと気がつくと、遠くの方にモヤモヤと動いているもの...
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初級翻訳・鉄塔の怪人 第21話

小林君は泣き出したくなるほどの苦しみでした。もう体がしびれてしまって、意識が遠くなりそうでした。それでも自動車は止まる様子がありません。それからまた長い長い時間、揺れに揺れたうえ、やっと目的地に達したらしく、ピタリと止まったまま動かなくなり...
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初級翻訳・鉄塔の怪人 第20話

そして、その不気味な口に手をかけてグイと開くと、中へ片手を突っ込んでしばらく何かを探っていましたが、やがてそこから小さな機械のようなものを取り出しました。その機械には長いひもがついていて、口の中からズルズルと引き出されてきたのです。「これで...
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