海野 十三

スポンサーリンク
時計屋敷の秘密

初級翻訳・時計屋敷の秘密 第4話

姿が見えなくなったと思ったら、またもや八木が塀を乗り越えて下りてきたのだ。さっきの八木と、今下りてきた八木で、八木が二人いる。いったいどっちの八木が、本当の八木なのだろうか。本当ではない方の八木君は、きっと幽霊か、化け物なのだろう。ああ、気...
時計屋敷の秘密

初級翻訳・時計屋敷の秘密 第3話

つまり、浮力に関するアルキメデスの原理は、この幽霊にもあてはめられなくてはならないんだよ」「おもしろいことを言うね、ははは」音松は、おなかをゆすって笑いました。「ちっともおもしろくないよ! 幽霊の力学の話なんかより、北岸のおじさんなんかの行...
時計屋敷の秘密

初級翻訳・時計屋敷の秘密 第2話

そしてこの達示はたいへんきびしく、左内村に対しても、あるきまった数以上の部屋を申告するように、わりあてて来た。村では困って、毎日のように会議をかさねた。部屋をもたない者はないわけではなかったが、気心もわからない人たちがはいって来て、同じ屋根...
時計屋敷の秘密

初級翻訳・時計屋敷の秘密 第1話

気味のわるい名物「時計屋敷はおっかないところだから、お前たちは行っちゃダメだぞ!」「お父さんの言うとおりだ。時計屋敷に入ったが最後、生きて二度と戻ってくることはできないんだぞ。恐ろしい化け物がいて、お前たちの頭からバリバリと食べちゃうんだか...
恐竜艇の冒険

初級翻訳・恐竜艇の冒険 第4話

しかし、蚊が多くてかなわないや」 夜が白みかけてきました。さあ、早いところ帰ろうと思って、あたりの物音に耳をすませました。すると、小さいながらブーンという飛行機の音が聞こえてくるではありませんか。「だめだ。まだ飛行機が、空でがんばっているよ...
恐竜艇の冒険

初級翻訳・恐竜艇の冒険 第3話

夜明けまであと三十分というところで、ぼくたちは「恐竜号」のハッチをしっかりと閉めると、すぐさま出港し、潜航を開始しました。少し沖合まで出てから、海面に浮上しました。艇長と見張り番を、二人で交代しながら務めることにしました。まずはサムが艇長で...
恐竜艇の冒険

初級翻訳・恐竜艇の冒険 第2話

すばらしい計画ぼくたち二人は、しばらくの間、その豆潜水艇「恐龍号」(どうです、素晴らしい名前ではないか)の運転を習うために、ギネタ船渠(せんきょ)会社へ通いました。技士のアミール氏は、元海軍の下士官で潜水艦乗りの経歴が八年もある人だそうで、...
恐竜艇の冒険

初級翻訳・恐竜艇の冒険 第1話

二人の少年 みなさん、ジミー君とサム君をご紹介します。この二人が夏休みに熱帯の島々へ出かけ、そこで繰り広げた素晴らしい冒険は、きっとみなさんも気に入ってくれるはずです。さあ、さっそくジミー君に話をはじめてもらいましょう。おっと、みなさん。忘...
恐竜島

初級翻訳・恐竜島 第35話

ブーン、ブーンという、蚊のような音ですね」「うん、あれは君、飛行機の爆音だよ」「え、飛行機?」「そうだ。しばらく様子を見よう」蚊の羽ばたきに似たその音は、次第にはっきりしてきました。やがて爆音だということが確信できました。しかし、大きく広が...
恐竜島

初級翻訳・恐竜島 第34話

恐竜は三人の姿を見たか見ないか、あるいは見たとしても少しも邪魔にならない存在として無視したのか、モレロたちの脇を通り過ぎていきました。びりっ、びりっと地響きが収まったかと思うと、ズズーンという大きな音が響きました。恐竜が海に飛び込んだのです...
スポンサーリンク