海野 十三

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恐竜島

初級翻訳・恐竜島 第23話

お前、先へ行って、あそこへ泳いで卵を一箇か二箇ぐらい取ってくるんだ。おれはその間に、細いロープで籠を編んでおくからね」「それでどうする」「おれがその籠を、ロープで崖下へ下ろさあ。お前は恐竜の卵を籠に入れて、ロープを引いて『よし』と合図する。...
恐竜島

初級翻訳・恐竜島 第22話

しかしあの恐竜を種に、なんとか金儲けを……うむ、むにゃむにゃむにゃ」「では、張さん。あなたは体が軽いから、水夫が下ろしたロープで先へ下りてください。なあに、下の連中に元気のつくような話をしてくれれば、それでいいんですよ」マルタンは張に言いま...
恐竜島

初級翻訳・恐竜島 第21話

椰子の木の向こうに、まぶしい海が見えてきたとき、玉太郎は緊張の糸が切れて、ふらふらと倒れそうになりました。それをマルタンが後ろから支えてくれました。しかし、マルタン氏は疲れ切って声が出ません。そこで、声の代わりに玉太郎の肩をぱたぱたと叩き、...
恐竜島

初級翻訳・恐竜島 第20話

それに続いて、ほんの少しの間をおいて、遥か下の方で、どぼーんという大きな水音が聞こえました。そのあとには、わんわんと気味の悪い反響が長く続きました。伯爵がもんどり打って海水の中に落ちたのでした。上の岩場には、玉太郎が一人残されました。玉太郎...
恐竜島

初級翻訳・恐竜島 第19話

すると二人は、岩の端から乗り出すようにして、夢中で恐竜の生態を映画に収めており、他のことには全く注意を払っていませんでした。それも無理はありません。さっき一度目の撮影に大失敗し、その直後に突然目の前に現れたすばらしい恐竜洞の光景を捉えたので...
恐竜島

初級翻訳・恐竜島 第18話

そして洞窟の天井にあたるところにどこか割れ目があって、そこから熱帯の強い日光が差し込み、洞窟内を照らしていたのです。洞窟の中は、一面に青黒い海水が満たされていました。そしてその海水の中に、巨大な恐竜が少なくとも四頭、遊んでいたのです。一頭の...
恐竜島

初級翻訳・恐竜島 第17話

ダビット技師は、撮影機を大事そうに頭の上高く差し上げながら、怖々(こわごわ)と下っていきます。「深い穴だ。木や草がなぎ倒されているぞ。間違いなく、これは恐竜が出入りする穴だ!」ケンは興奮して叫びました。玉太郎も伯爵をうながして、穴の中へと下...
恐竜島

初級翻訳・恐竜島 第16話

なにしろ百万ドルの賞金をつかむためには、ぐずぐずしていられないからね」と言った。映画班の二人が玉太郎と共に崖の上へ行くことになったので、残された伯爵隊長も居ても立ってもいられなくなった。一緒に行きたいけれど、危険だから行きたくもない。しかし...
恐竜島

初級翻訳・恐竜島 第15話

今度からは、太陽の光がしっかりと輝いているうちに出してくださいよ」「まだそんなことを言うのか。わしは恐竜動物園の園長でもないし、恐竜の親でもないんだからね」「ロケーションとしては、このあたりが申し分ありません。あの切り立った崖、倒れた大榕樹...
恐竜島

初級翻訳・恐竜島 第14話

我々も行く」 マルタンに同意して、ケンとダビットの撮影班も腰を上げた。ツルガ博士は娘のネリの手をやさしくなでて、これから始まる探検に一緒に来るように言い聞かせた。それを横から見ていて、玉太郎は胸が熱くなった。こんな小さな少女が恐竜島の探検に...
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