鈴木 三重吉

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ぶくぶく長々火の目小僧

初級翻訳・ぶくぶく長々火の目小僧 第5話

町中の人たちは、大山のようなものすごい大男が来たのでびっくりして、わいわい言いながら、みんなでぞろぞろと後をついていきました。ぶくぶくは広場へ来ると、「さあ、みんなどけよどけよ、あぶないぞあぶないぞ!」と言いながら、大通りに群がっている人た...
ぶくぶく長々火の目小僧

初級翻訳・ぶくぶく長々火の目小僧 第4話

七王さまはふと見ると、いつの間にか王女さまがいなくなっているのでびっくりして、「おや、大変だ!あの四人組のやつらがさらっていったにちがいない。すぐに追っかけてうばい返してこい!さあ、早く早く!」と、顔をまっ赤にしてご命令になりました。すると...
ぶくぶく長々火の目小僧

初級翻訳・ぶくぶく長々火の目小僧 第3話

長々とぶくぶくと火の目小僧の三人も、やっぱり昨夜と同じように居眠りをはじめました。王女さまはそれを見すまして、今夜もまたハトに変身して、お部屋からぴょんと飛び出しました。するとやはり同じように、長々の頭にぶつかり、火の目小僧に羽根を焼かれて...
ぶくぶく長々火の目小僧

初級翻訳・ぶくぶく長々火の目小僧 第2話

「はいはい、どうぞよろしくおねがいいたします」と、その男も家来になりました。 この男は『火の目小僧』という名前でした。三 王子さまは、こんなめずらしい男を三人まで家来にかかえたので、大とくいになってどんどん歩いていきました。 そのかわり、こ...
ぶくぶく長々火の目小僧

初級翻訳・ぶくぶく長々火の目小僧 第1話

一 これは昔も昔も、ずーっと昔のお話です。 そのころは今とはすっかりちがっていて、ネズミさえもかっこいい靴を履いて歩いていました。 そして、見かける猫を手当たり次第につかまえて食べていたのです。 ロバもカッコいい剣をぶらさげて、いばりちらし...
てがみ

初級翻訳・てがみ 第2話

「まてったら!ちきしょう!まったく、逃げやがった!この、しっぽのちょんぎれ野郎め!」もみの木を切りたおすと、それをうちへ持って帰って、飾りつけをするのです。「ああ、あのころは楽しかったな……」ユウコフはしみじみと思いました。お母さんもまだ生...
てがみ

初級翻訳・てがみ 第1話

ユウコフは、まだ九つの男の子です。少し前まで、お母さんと一しょに、いなかの村のマカリッチさまというご主人の家で暮らしていました。お母さんはその家で、女中として働いていたのです。けれど、そのお母さんが亡くなってしまったため、ユウコフもその家に...
やどなし犬

初級翻訳・やどなし犬 第4話

肉屋は、そこらの一角に穴を掘り、「おお、かわいそうに、かわいそうに」と言いながら死がいを埋めてやり、その上へ土を盛り上げました。もう一匹の犬は、悲しそうにくんくんと鳴きながら、うろうろと歩き回っていました。その翌日、肉屋は残った犬をあの空き...
やどなし犬

初級翻訳・やどなし犬 第3話

たまに初めて迷い込んできた犬などが肉屋さんの店先に近づこうとすると、二匹の犬は「うんうん」と怒って、すぐに溝の中へ追い落としたりすることもありました。その頃には、もう町中の人が、その二匹の犬のことを話題にするようになっていました。そのうちに...
やどなし犬

初級翻訳・やどなし犬 第2話

そのあたりは冬になると風が激しく、砂がじゃりじゃりと家々の窓や、通りかかる人の顔に吹き付けてきます。「おお、ひどい砂だ」そう言いながら、肉屋さんは犬の後を追って、その砂地を斜めに突っ切って駆けました。犬は、肉屋さんたちが追いかけてきているこ...
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