2026-07

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ならずもの

初級翻訳・ならずもの 第1話

オンドリがメンドリに言いました。「もうクルミが熟す時期になったよ。どうだい、いっしょに山へ行って、お腹いっぱい食べてこようじゃないか。まごまごしていると、リスのやつに全部持っていかれちまうからね」「いいわね」と、メンドリが答えました。「行き...
どろぼう猫

初級翻訳・どろぼう猫 第1話

お天気のいい日、ぶち猫が縁側に座って、一生懸命顔を洗っていました。この猫は、ネズミを一匹も捕まえないくせに食べ物を盗む「どろぼう猫」で、近所のみんなからは嫌われていました。でも、「ニャーニャー、ゴロゴロ」と甘えるのが上手だったので、飼い主の...
とびくらべ

初級翻訳・とびくらべ 第1話

あるとき、ノミとバッタと、おもちゃのとび人形が、「ぼくたちの中で、だれがいちばん高くジャンプできるか、勝負してみようじゃないか」と言い出しました。そこでさっそく、世界中の人々に招待状を出して、このすばらしい「とびくらべ」を見たいという人は、...
としよりのお祖父さんと孫

初級翻訳・としよりのお祖父さんと孫 第1話

むかしむかし、あるところに、石のように年をとったおじいさんがいました。おじいさんは目がかすんで見えにくく、耳もほとんど聞こえず、ひざはいつもガタガタと震えていました。おじいさんは食卓についても、スプーンをしっかりと持つことができず、スープを...
ちるちる・みちる

初級翻訳・ちるちる・みちる 第8話

どうにでもなれ!」と、途中で、あろうことか、女のくせに、その足で酒屋へと入っていったのでした。底が抜けたかのように傾き、千鳥足でふらふらと歩きながら、やっとの思いで家の敷居をまたぎ、夫は怒鳴りました。「おい、この宿六(やどろく)め、飯を出せ...
ちるちる・みちる

初級翻訳・ちるちる・みちる 第7話

「あれ、あれが何よりの証拠じゃないか。見たまえ、水の底を……」 木菟が言いました。「なるほどな。けれど上をごらん、あれは何だい?」「おお!」と蛙は驚きました。 なんだか急に池の中が騒がしくなりました。魚たちがいつもの舞踏をはじめたのです。 ...
ちるちる・みちる

初級翻訳・ちるちる・みちる 第6話

こう見えてもまだ、貴様たちの台所の土間にお邪魔して、食べ残しを頂戴したことなんて一度だってないんだぞ。あまり大きな口を叩いていると、おい、暗い夜道は気をつけろよ」 それはまるで落雷のような恐ろしい声でした。 さっきから鳴くのをやめて、どんな...
ちるちる・みちる

初級翻訳・ちるちる・みちる 第5話

ただね、私はお先に失礼して、これからお茶でも飲もうとしているんです」瓜畑のこと「しっ! そら来た」今まで、ごろごろとのんきに転がって罪のない世間話をしていた瓜が、一斉にぴたりとその話をやめて、息を殺しました。みんな、眠ったふりをしていました...
ちるちる・みちる

初級翻訳・ちるちる・みちる 第4話

――「都会と田園」より――雑魚(ざこ)の祈り長いこと日照りが続いたので、沼の水が涸れそうになってきました。雑魚たちは心配して、山の神様に「雨が降るまで何も食べない」と誓って、一生懸命祈りました。神様はその祈りを聞き入れたのか、雨が降りました...
ちるちる・みちる

初級翻訳・ちるちる・みちる 第3話

そして見て驚きました。「なあんだ。こりゃ石じゃないか。ちぇっ、馬鹿々々しい」そこへ、するすると意地の悪いミミズが這い出してきました。「何ぼ何でも石は食べられませんよ。晩ご飯はまだなんですか。それなら教えて差し上げましょう。ここを左へ曲がって...
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