宮沢 賢治

スポンサーリンク
ポラーノの広場

初級翻訳・ポラーノの広場 第2話

」「覚えてるとも! はい、返すよ。」「あぁ、本当にありがとう。ぼくはね、顔も洗わないで探して回っていたんだよ。」「そんなに遠くから来たの?」「ああ、ぼくは競馬場に住んでいるからね。」「あそこから!?」子どもはヤギの首から革ベルトを外しながら...
ポラーノの広場

初級翻訳・ポラーノの広場 第1話

元十七等官 レオーノ・キューストの記録宮沢賢治 訳述 そのころぼくは、モリーオ市という街の「博物局(はくぶつきょく)」というところで働いていました。十八等官という、役所の中でも一番下の方の位で、お給料もほんのわずかでしたが、ぼくの担当は生き...
ポランの広場

初級翻訳・ポランの広場 第2話

お酒を飲まずに、水を飲む、そんなつまらん奴らがやって来ると、ポランの広場も白けちまう、ポランの広場も台無しだ!」(まわりのみんなは、気の毒そうにキュステとファゼロの二人を見つめます)キュステ「おい、ファゼロ、もう帰ろう。」ファゼロ(今にも泣...
ポランの広場

初級翻訳・ポランの広場 第1話

【時代】一九二〇年代、六月三十日の夜【場所】イーハトヴ地方【登場人物】キュステ:博物局の十六等官ファゼロ:ファリーズ小学校の生徒山猫博士牧者(羊かい)葡萄園(ぶどうえん)の農夫衣装がかりオーケストラの指揮者弦楽奏者太鼓奏者給仕(ウエイター)...
ペンネンノルデはいまはいないよ 太陽にできた黒い棘をとりに行ったよ

初級翻訳・ペンネンノルデはいまはいないよ 太陽にできた黒い棘をとりに行ったよ 第1話

一、ペンネンノルデが七歳のとき、太陽にたくさんの黒い棘(とげ)ができました。真っ赤な太陽、不気味な黒い棘、お父さんの赤い目、そして、ばくち。二、それから十二年のあいだ、ノルデは不思議なことに、森の中で「昆布(こんぶ)」をとってくらしました。...
ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記

初級翻訳・ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記 第11話

サンムトリ山の熱いマグマにとどいて、ついに、もう一度ばくはつをおこしたぞ!フィガロ、フィガロト、フィガロット!フィガロ、フィガロト、フィガロット!」ネネムはおどって、あばれて、どなって、笑いながら走り回りました。その時、どうしたはずみか、足...
ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記

初級翻訳・ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記 第10話

とうとうこんな変なことになりました。これというのも、テジマアのばけものの格が高いからです。とにかく、そこでペンネンネンネンネン・ネネムはすっかり安心しました。五、ペンネンネンネンネン・ネネムの出現 ペンネンネンネンネン・ネネムは、独立もしま...
ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記

初級翻訳・ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記 第9話

そのうちに、椅子に座った若者は目が痛くなってきたらしく、ついまばたきをしてしまいました。皿の上のテジマアは、じりじりと顔をそっちへ近づけていきます。若者はまた五回ほど続けてまばたきをして、ついに我慢できなくなったのか、両手で目を覆い隠してし...
ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記

初級翻訳・ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記 第8話

それからまた街をぐるぐると見回って、お昼ごろに「ばけもの世界裁判長」の屋敷に帰りました。今日のお昼ごはんは、「わらのオムレツ」でした。四、ペンネンネンネンネン・ネネムの安心ばけもの世界裁判長、ペンネンネンネンネン・ネネムの評判は、今やものす...
ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記

初級翻訳・ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記 第7話

私はこの人のあとをついて歩いて、毎日、利息として三十円ずつ受け取る商売をしているだけなんです」そう言いながら、自分の前にいる真っ赤なオシャレなばけものを指さしました。すると、その赤色のオシャレなばけものが言いました。「その通りです。私はこの...
スポンサーリンク