2026-08

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きつねめさんのはなし

初級翻訳・きつねめさんのはなし 第5話

気配もなく、するのはぽたぽたぴたぴた敷き布団からしたたるしずくの音だけ。半時間ほど様子をうかがいました。やがて目がきらっ。もういてもたってもいられなくなり窓をがんがん叩きます。それでもベッドの中身は動きません。しめしめ――これで決まり――ま...
きつねめさんのはなし

初級翻訳・きつねめさんのはなし 第4話

そのあと、「いや、やっぱりやめた」とばかりに考えをあらためて、ぜんぶ片づけたり。石炭入れをもどして戻ってきたときには、あなぐまトミーの寝ぞうが、ちょっと横むきに変わっていました。それでも相変わらず、ねむりはものすごくぐっすり…? ところがこ...
きつねめさんのはなし

初級翻訳・きつねめさんのはなし 第3話

三十分もすると、森の上にも月がのぼってきました。さえざえとしたまんまるお月さまの光が、おうちの屋根にも、岩場にも、台所の窓にもさしこみます。なのに、なのに、子ウサギの姿はまったく見えません。月明かりできらめく切り分けナイフやパイざら、そして...
きつねめさんのはなし

初級翻訳・きつねめさんのはなし 第2話

そして、ふくろからほつれた糸がちらほら、イバラに引っかかっていました。ベンジャミンは石がきをのりこえて、むこうの野原へ。しかけたばかりのモグラわなが、またひとつ見つかりました。この先にあなぐまトミーがいるのは間違いありません。日ぐれも近く、...
きつねめさんのはなし

初級翻訳・きつねめさんのはなし 第1話

いつの日か ウルヴァの あるじとなる フランシス・ウィリアムへ わたくし これまでたくさん 本を書いてきましたが、 おぎょうぎのいい みなさんのお話ばかりでした。ですからたまには いけすかない おふたりさんの お話をしようと思います。お名前...
きつねと 馬

初級翻訳・きつねと 馬 第1話

むかしむかし、ある農夫(のうふ)が、とてもよく働く一とうの馬を飼っていました。ところが、馬はだんだん年をとって、ついに仕事ができなくなってしまいました。すると、しゅじんは、ごはんをやるのがいやになってしまったのです。「おまえは、もう何の役に...
きたりすナトキンのはなし

初級翻訳・きたりすナトキンのはなし 第2話

」ナトキンのうるささといったらもうあらしのようで、あげくのはてにしまぬしさまのずじょうにぴょーんととびかかったのです!……するとみんないっせいにちらばって、ちゅーとさけんでおおさわぎ。ぜんいんがあわてふためき、やぶのなかへときえてしまいまし...
きたりすナトキンのはなし

初級翻訳・きたりすナトキンのはなし 第1話

ノラへおくります――これは小さなお話です。つまりは、一匹のリスのしっぽのお話。そのリスの名前はナトキンといいました。チンクルベリというお兄さんと、たくさんのいとこたちがいて、みんなで湖のほとりにある一本の木に住んでいました。その湖の真ん中に...
がちょうの たんじょうび

初級翻訳・がちょうの たんじょうび 第1話

がちょうの たんじょうび新美南吉ある農家の裏庭に、アヒルや、ガチョウや、モルモットや、ウサギや、イタチなどが住んでいました。さて、ある日のこと、ガチョウの誕生日だというので、みんなはガチョウのところへごちそうに招かれていきました。これで、イ...
かんしやく玉

初級翻訳・かんしやく玉 第3話

冗談じゃないや。自分の姿をよく見直してみろよ……。多田はすごすごと部屋を出ていく。小森 まあまあ、そんなに怒るなよ。あいつも親切心から言ってきたんだからさ。でも、人間って感情の生き物だからね。あんな切り出し方は、たしかにまずかったよ。だから...
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