小川 未明

スポンサーリンク
二番めの娘

初級翻訳・二番めの娘 第1話

毎年のように、遠いところから薬を売りにやってくる男の人がいました。その男の人は、なんでも西の国からやってくると言われていました。そこは、北国の海のすぐ近くにある場所でした。「お母さん、もうあの薬売りの小父さんが来るころですね」と、二番めの女...
二少年の話

初級翻訳・二少年の話 第2話

「あるよ!」と答えて、達ちゃんはこれをいい機会だと思い、立ち上がりました。そして、いろいろな本や雑誌を出してきて見せました。二人はそれから、とても楽しく遊んだのでした。その夜、お姉さんは秀ちゃんから聞いた「くりねずみ」の話をみんなに話したの...
二少年の話

初級翻訳・二少年の話 第1話

達ちゃんのクラスには、田舎から転校してきた「秀ちゃん」という少年がいました。住んでいる家の方角も同じだったので、二人はよく一緒に学校へ行ったり、帰ったりしていました。ある日のこと、達ちゃんは夕ご飯を食べているときに何かを思い出して、くすくす...
不死の薬

初級翻訳・不死の薬 第2話

「これで、もうお話はおしまいなんだよ」丙が、星がきらめく晴れ渡った空を見上げながら答えました。「その家来は死んでしまったから、天子さまも死んでしまったんだね」と、乙が言いました。「それはそうさ、天子さまも不死の薬を飲むことができなかったから...
不死の薬

初級翻訳・不死の薬 第1話

一 ある夏の夜のことでした。三人の子供たちが村の中にある大きながし(かし)の木の下に集まって、おしゃべりをしていました。昼間の厳しい暑さと違って、夜はすっかり涼しくなっていました。とりわけ、この木の下は心地よい風が吹き抜けて、とても涼しかっ...
三匹のあり

初級翻訳・三匹のあり 第1話

川のそばに、大きなくるみの木が一本立っていました。その木の根もとに、ありが巣を作りました。どちらを見まわしても見渡すかぎりの広大な野原だったので、ありたちにとっては、そこはとてつもなく大きなお国にちがいありませんでした。ある年、そのありの家...
三人と 二つの りんご

初級翻訳・三人と 二つの りんご 第1話

「かずおちゃん、どうして泣いているの?」と、たろうさんが聞きました。「よしおさんとしげおさんが、ぼくを引っ張ったんだよ」「何もしていないのに?」と、きみ子さんが言いました。「『遊びに来いよ』って言って、両方からぼくを引っ張ったんだ」「なんだ...
一本のかきの木

初級翻訳・一本のかきの木 第2話

そして、木の上に少しだけ残しておいた実をめがけて、あのあわれなからすの子供や孫たちが山からやってきて、木の枝にとまっておいしそうについばむのでした。
一本のかきの木

初級翻訳・一本のかきの木 第1話

山にすんでいる一羽のからすがいましたが、そのからすは、もうすっかりおじいさんになってしまいました。若いころのこのからすは、いま他の若いからすたちがしているように、それはそれは元気よく高い山のてっぺんを飛びまわり、目の下には谷や松林、そして村...
マルは しあわせ

初級翻訳・マルは しあわせ 第1話

マルは、とってもかわいいねこです。まあちゃんが、ものすごくかわいがっていました。「ねえ、おかあさん。マルからおしろいのにおいがするよ」と、まあちゃんがいいました。「どうしてかしらねえ。あんたのおはなのせいじゃないの?」と、おかあさんはいいま...
スポンサーリンク