小川 未明

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お母さんのひきがえる

初級翻訳・お母さんのひきがえる 第1話

かえるというものは、みんないい人……ではなくて、おとなしいものですが、この大きなひきがえるは、たくさんの小さなひきがえるのお母さんだったからこそ、いちばんおとなしいのでした。町の裏手は坂になっていて、細い道がずっと続いていました。道の両側は...
お母さんのかんざし

初級翻訳・お母さんのかんざし 第2話

少年はただ一人、ポツンとそこに立ち尽くしながら、この夢のような出来事を、家に帰ったらお母さんにどう話そうかと考えていたのでした。
お母さんのかんざし

初級翻訳・お母さんのかんざし 第1話

むかしむかし、あるところに、お母さんと男の子が二人だけで、ひっそりと暮らしていました。お母さんはとても貧しかったので、おしゃれな飾りなんて一つも持っていませんでしたが、頭の髪には、青いガラス玉のついたかんざしをいつもさしていました。男の子は...
お母さまは太陽

初級翻訳・お母さまは太陽 第1話

「お母さんは、太陽だ」ということが、ぼくにはどうしてもわかりませんでした。そうしたら、物事をよく知っていて、とてもやさしいおじいさんが、次のようなお話を聞かせてくださいました。*   *   *   *   * わしが子供のころ、家には大勢...
お月さまと ぞう

初級翻訳・お月さまと ぞう 第1話

正ちゃんとよし子さんが、門のところにたらいを出して水をいれると、まんまるなお月さまの顔がうつって、にこにこと笑いました。「さあ、わたしをよく見てください」と、月がいいました。「大きなお月さまねえ」と、よし子さんがよろこびました。「あの黒い模...
お星さま

初級翻訳・お星さま 第1話

すみちゃん、すみちゃん、なにをあげようか。あのお星さまを、とってちょうだい。あまりにも高すぎて、とれません。それなら、わたしがとってあげましょう。お星さま、お星さま、なにをあげようか。のどがかわいたから、お水をちょうだい。あまりにも遠くて、...
おほしさま

初級翻訳・おほしさま 第1話

ぽつんと小さな目のように、明るく光るのがおかあさんぼし。きらきらと光が強いのがおとうさんぼし。そして、森の上で光る、うす赤いのがおじいさんぼし。そのそばで、ときどき見えたり消えたりするようなのがおばあさんぼしですよ、とおねえさんが言いました...
おばあさんと黒ねこ

初級翻訳・おばあさんと黒ねこ 第3話

薬売りは疫病にきく薬の製造法と、下熱剤の造り方を村の人に伝授しました。この旅人は、小判を携えて、いずこへか去ってしまいました。その後で村の人は、薬売りから教えられた薬を製造しました。この薬もたいへんによく病気にきいたのであります。「こうなっ...
おばあさんと黒ねこ

初級翻訳・おばあさんと黒ねこ 第2話

「さあ、お葬式も無事に済んだけど、おばあさんはあのたくさんのお金をいったいどこにしまったんだろうね?」と、ある人が言いました。「まったくその通りだ。おばあさんは大金持ちだったんだから。きっとどこかに隠してあるに違いありませんよ」と、別の人が...
おばあさんと黒ねこ

初級翻訳・おばあさんと黒ねこ 第1話

いまはたくさんの良いお薬がありますが、まだ世の中があまり開けていなかった昔は、家に代々伝わるお薬などを使って病気を治したものでした。このお話も、そんな時代のことで、雪がしんしんと降る北の国であったことでした。おじいさんは一生懸命働いてたくさ...
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