海野 十三

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海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第110話

火星兵たちは変な声をあげながら、博士たちに向かってせまってきたのです。そこで博士は大声で怒鳴りつけました。「来る気か!来るならいつでも相手になってやるぞ。おい、新田、千二、吹き矢を吹け!」新田先生と千二は、さっきから吹き矢を手に持って、いつ...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第109話

ガス砲をうつと、火星兵は、みんな死んでしまう。それとともに、いい火星人まで死んでしまう。わしが大勝利をいのっているロロ公爵とルル公爵も、今は出かけて、彼等の中にまじっているかも知れないから、ガス砲をうって、二人を殺すようなことがあっては、た...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第108話

「えっ、ロロ公爵とルル公爵? ああ、そうだった!そう言えば、いつだか見た火星人の本当の姿を、今やっと思い出しました。どうも失礼しました!」千二は、やっとロロ公爵とルル公爵の本当の姿を思い出したのだった。「いや、わからなかったのも無理はありま...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第107話

「これは何ですか?中に穴が通っていて、こっちの太い方には、ゴムの口あてみたいなものがついていますね」「わからないかね?きみたちの得意なものだと思うんだが……」「僕たちの得意なもの、ですか?ははあ、そういえば思い出しました!これ、吹き矢を入れ...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第106話

66 ふき矢「おお、お前たち、どこへいったのかと思って、さがしていた」 そう言って、はいって来たのは、蟻田博士であった。新田先生と千二が、ふりむいて博士を見るとともに、おうと声をのんだ。「博士、ものものしい、おすがたですね」 博士は、まるで...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第105話

地球とモロー彗星の場合とはわけが違うのだからね」新田先生はそう言ったけれど、千二が見ていると、先生の言うとおり、ぶつかるかと思った二つの月は、いつの間にか左右に分かれて、今度は少しずつ離れていった。「なるほど、ぶつかりませんでしたね!」千二...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第104話

二十億年の年月を経た地球が、宇宙のぶらつき者のモロー彗星にうちあたられ、目にもとまらぬ速さで、一団の炎となり果てるとは、まことに夢のような話である。「おお、お前たち、そこで、何をしているのか」とつぜん、うしろに蟻田博士のこえがした。千二は、...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第103話

それも無理のないことで、先生のことはみんなで心から気の毒がらなくてはならない。「博士、地球とモロー彗星のほうは、そのあとどうなったでしょうか?」おお、モロー彗星のことか! 先生も千二も、丸木艇を追いかけるのに一生懸命で、モロー彗星のことなん...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第102話

ではロロ公爵とルル公爵の御健康を祝して、乾杯します。おめでとう」「おめでとう」「おめでとうございます」「ありがとうございます」 一同は、杯をあげた。そのとき、ロロ公爵が立ちあがり、「ちょっと、ごあいさついたします。わたくしと弟ルルとは、すで...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第101話

「いま、二人が心配して私に挨拶をしてきたのです。『この二人の人間は何か怒っているようだが、どうしたのですか』とね。だから私は、『どうぞご心配なく。この二人は私の子供や孫のようなものですから、別に喧嘩をしているわけでも何でもありませんよ』と答...
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