アリスはふしぎの国で

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アリスはふしぎの国で

初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第1話

アリスはふしぎの国できらきらと輝く黄金の午後ぼくらは舟を浮かべて、ゆるやかに進んでいく小さな腕で、ぎこちなく二本のオールを漕ぎながらしろい手が、ただ形ばかりにどこまでも続く川の先を指し示しているああ、三人の厳しいお姫さま!こんな素敵な天気の...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第2話

あなたコウモリを食べたことあって?」そのときいきなり、どさっ! どささっ! と突っ込んだのが枝と枯れ葉の山で、落っこちるのはおしまい。アリスにけがはちっともなくて、ぴょいとすぐさま真っ直ぐ立てる。見上げてみても、頭の上は真っ暗闇。前にはまた...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第3話

2 なみだまり「てんへこりん、てんへこりん!」と声をあげるアリス(もうびっくりのあまり、一時ちゃんとした言葉づかいをどわすれしてね)。「今度は身体が広げられてる、世界最大の望遠鏡をのばしてるみたい! ごきげんよう、あんよちゃん!」(だって足...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第4話

イギリスでは海に行くと、かならず砂はまにたくさん車輪のついた箱がたの着がえ部屋があってね、子どもたちは木のくま手で砂をほじっていて、あとはずらり海の家に、その後ろが線路の駅。)でもすぐにはっとした、いるのは自分が3メートル近いときに泣いて作...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第5話

上に立つ者もおらず、このごろは国が外から荒らされ平らげられるのが常であったからだ。エドウィンとモーカー、つまりマーシアとノーサンブリアの主さまは……」「うげっ!」とインコが身ぶるいしました。「ごめんなすって!」とネズミは顔をしかめながらも、...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第6話

「まあ、でしたらほどかせていただけませんか?」「そんなこと一言も言ってないよ!」とネズミは立ち上がって、「そんなすっからかんの話でバカにされるなんて!」「思いちがいよ!」とアリスは苦しまぎれに言いわけをしました。「でもあなただってずいぶん短...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第7話

「いつも大きくなったり小さくなったりばかり。ネズミやウサギに頭ごなしに怒られるのも、もうたくさんだわ。こんなウサギ穴になんて入らなきゃよかった……でも、でもね。なんだか世界がとっても不思議で、次は何が起こるのかしらってワクワクしちゃう。ふだ...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第8話

でもその悩みもすぐに晴れました。とたんに小石がたくさんパラパラと窓から投げ込まれ、いくつかアリスの顔に当たりました。「せき止めてやるんだから、」と独り言を言ったあと、アリスは大声で叫びました。「またやったら承知しないわよ!」そうするとまた、...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第9話

青虫はしばらくのあいだ、もの言わずぷかぷかと水ギセルをやっていましたが、やがて腕をほどいて、ふたたび口から水ギセルを外して言いました。「自分が変わったと申すのじゃな?」「あいにくね」とアリス。「前できていたことが思い出せないし――それに、身...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第10話

「わたしは……わたしは……」「ふん! なんだっていうんだい?」とハトは疑わしげに言いました。「何かごまかそうってんじゃないだろうね!」「わたしは……女の子なのよ」アリスはそう言いましたが、どこか自信が持てませんでした。その日一日で何度も体が...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第11話

「お好きにどうぞ。」とめし使いは口笛をふきだしました。「もう、話していてもらちが開かなくてよ。」とやれやれのアリス。「まったくのうすのろね!」そうしてドアを開けて、なかへお立ち入りしました。ドアはそのまま台所に続いていて、もくもくとけむりが...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第12話

「またぞろパン切りナイフなんぞ使うからだ」ヤヨイウサギはその時計を受け取ると、しぶっ面でじっと見つめ、それからカップのお茶の中に浸してまた見つめました。ところが、さっきの言葉より気の利いた言葉が思いつかないのか、「最高級のバターだったのに、...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第13話

」とやってね、むすっとしながらヤマネはこう言う、「おぎょうぎよくできないのならお話のオチは勝手にすればいいです。」「おねがい、続けて!」ととても素直になるアリス。「もう口をはさんだりしないから。そんなのひとつくらいはあるかも。」「ひとつも、...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第14話

アリスには、自分も庭係の3人と同じようにひれ伏したほうがいいのかどうか、よくわかりませんでした。でも、行列というものにそんな決まりがあるとは聞いたことがありません。「それに、行列にいったい何の価値があるっていうの? もしひれ伏して顔を下に向...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第15話

こんな調子で、だれかひとりでも生き残れたものかしら!」逃げのびる手立てをさがしながら、すがたを見られずに立ち去れるのかしらと思っていたところ、気づけばお空のなかにパッとへんてこなものが登場しました。はじめは何がなにやらわけがわからなかったけ...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第16話

たぶん、みんながいつもピリピリして怒りっぽいのは、コショウのせいなのよ」 そう考えると、まるで大発見でもしたような気分になり、アリスは得意げに言葉を続けました。「それから、お酢のせいでみんなしかめっ面をするのね。カモミールのせいで渋い顔をし...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第17話

「そちはもう、ウミガメフーミに会ったか?」「いいえ」とアリスは答えました。「そもそもウミガメフーミが何だか存じませんし」「ウミガメフーミスープのもとになるものよ」とクイーンは言いました。「そんなの見たことも聞いたこともなくてよ」とアリスが言...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第18話

あとはヨガ倒錯。ヨガの先生はアナゴのじいさんで、週一でありやす。ヨガの体操でぐるぐるこんがらがって、わけわかんなくなりやす」「それってどうやるわけ?」とアリスがたずねます。「いや、あっしにゃあとてもとても」とウミガメフーミは言いました。「身...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第19話

「皮靴をまだらに磨く?」と不思議そうに繰り返します。「そうさ、靴を磨いたらどうなる?」とグリフォン。「つまり、きゅっきゅっと磨いたらってこと?」アリスは自分の靴を見つめてから、少しばかり考えて答えを出しました。「ふつうは、ぴかぴかの真っ黒に...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第20話

「何? おさばきって?」とアリスが走りながら声を振り絞ったのに、グリフォンは「こっちだ!」って返すだけでどんどん早足になり、追い風が吹いているせいか、そのうちますますかすかになっていく、うらぶらげな声――よお~おるの す~ううぷ! すてきな...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第21話

このあいだずっとクイーンはたえずぼうし屋をにらみつけていて、ちょうどヤマネがおさばきの場をまたいだときに、その場に控えていた者へこう命じました。「先の音楽会の歌い手の名簿を持ってまいれ!」するととたんに、あわれなぼうし屋はぶるぶる震えだし、...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第22話

「そもそも、どっち向きだろうが裁判の役には立ちそうもないわ」ひっくり返されたショックからようやく立ち直った裁判員たちは、見つかった手持ちの黒板とチョークを手に取ると、せっせと仕事に取りかかりました。みんなでこの事故のいきさつを書き留めていま...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第23話

――『おまえはいったいどうなるやら』――おお、まったくだ!――『おれ→あの女は1 やつら→あの男は2』――ほほう、こうしてやつはパイをよろしくしたわけか、ほれ……」「でも続きに『あいつらみんなもどる あの男→おれへ』って書いてありますよ」と...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第24話

知ってる子にも、知らない子にも、ぼくの小さなお友だちみんなに、心の底から申し上げます、「メリー・クリスマス、ハッピー・ニュー・イヤー!」みなさんに主のごかごがありますように、そしてめぐるそのたびごとにいつもクリスマスがどんどん明るくすてきな...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第25話

こうした、物語の中にひっそりと隠れた語りのスタイルについては、私がアンデルセンのデンマーク語を訳していたときにも同じような感覚を抱きました(ラヴクラフトの作品にも同じことが言えるかもしれません)。しかし、こうした「内気な若い独身男性特有の語...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第26話

しかし、そうしたキャラクターたちが勢揃いして大騒ぎを繰り広げる第11章・第12章の裁判シーンも、その大部分が後から加筆されたものですが、単なるキャラクターの面白さや言葉遊びだけで片付けることはできません。裁判という仕組み一つとっても文化的な...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第27話

役者が演じるキャラクターの役作りをするように、私も(かつて役者でもあったので)作家に合わせて役作りをするのですが、とんでもない制約が多くてそれなりに苦労しました。年齢や私生活、職業など色々とありますが、詳細は翻訳家の秘密ということで。それに...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第28話

純粋な子供時代へのなつかしさから、想像力そのものを描く物語へと変化したことで、作品としての性格が大きく変わったとも考えられるポイントです。7これまでの視点を踏まえても、また体感的にも翻訳のしやすさは『地底』の方が上です。ということは、『不思...
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初級翻訳・アリスはふしぎの国で 第29話

※この翻訳は「クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンス」()の下で公開されています。このライセンスに従えば、訳者に断りなく自由に利用、コピー、再配布することができます。※翻訳についてのお問い合わせは、青空文庫ではなく、訳者本...
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